エグゼクティブ・デシジョンのレビュー・感想・評価
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おもしろかった
スティーヴン・セガールはゲスト
ジャンボ機がテロリストにハイジャックされ、毒ガスをばらまくと脅される。
アメリカ特殊部隊(スティーヴン・セガール)と情報部顧問(カート・ラッセル)たちが、ステルス型に乗り込み、ジャンボ機の下から乗り込む。
主役はカート・ラッセルとハル・ベリーで、スティーヴン・セガールはゲスト扱いだった。
おー!こいつは面白い!オススメです
エグゼクティブ・デシジョン
1996年公開
冷戦が終わって5年後、911の5年前
これからの敵はどいつだ?という微妙な時代の作品です
それが007映画と対テロ戦争映画のハイブリッドの構成に本作をさせています
もしかしたら最初からそういう映画を作ろうという狙いだったかも知れません
凄いのは基本的に911を警告したようなお話だというところ
エグゼクティブデジションとは大統領だけが下しうる最終決定のこと、それは400人が乗ったジャンボ機を撃墜するか、東海岸の人口半分が死ぬ程の細菌兵器を積んだままワシントンに着陸させてしまうか?この二択です
以下ネタバレ含みます
スティーブン・セガールは主演では無く、準主演級の脇役です
というのも序盤で退場するからです
では主演は誰かと言うとカート・ラッセルです
セガールは陸軍特殊部隊のトラビス隊長役で序盤テロリストのアジトを襲撃します、カート・ラッセルは陸軍の情報コンサルタントで、その作戦の情報を取って来たグラント博士役です
結局その作戦は上手くいかず、グラント博士と特殊部隊との間に遺恨がうまれます
トラビス中佐始め特殊部隊のメンバーは終始戦闘服、グラント博士は序盤パーティーにでていてタキシード姿でマーティーニを引っ掛けながら、女性を口説いています
つまり特殊部隊は現場仕事一本の叩き上げの連中、グラント博士はパソコンばかりいじって適当なことをほざいてくる本社のインテリという対比です
特殊部隊とグラント博士がアテネ発ワシントン行きジャンボ機のハイジャック事件に緊急召集されてチームを組むという趣向です
本作のおもしろさの目玉は、特殊ジェット機を使いハイジャック犯を排除するべく特殊部隊をジャンボ機に密かに空中で乗り込ませるという設定です
これが三つ目の選択肢です
これが序盤の山場になります
驚くのはのセガールのトラビス隊長がここでいきなり死んでいまいます
色々あってなんとか潜入は成功するのですが、思いもよらない隊長が死ぬは隊員は重傷を負うは、装備を失ったりするという所がなかなか他には無い展開です
どうせ絶体絶命のところでセガール隊長が無双してテロリストをあっという間にやっつけてしまうんでしょという予想を裏切ってくれます
そして、、ジャンボ機の真っ暗な床下、天井を忍者さながら這い回って爆弾の捜索、ハイジャック犯の人数、居場所などをコッソリと探るのが中盤、敵に感づかれたら駄目なので終始ヒソヒソ声での会話で観ているこちらまで緊張してしまいます
劇伴が大物のジェリー・ゴールドスミスで緊張感を盛り上げてくれます
しかも潜入成功をワシントンには知らせることができなかった為に大統領は刻々と本土に迫ってくるジャンボ機に対して最後の手段として撃墜するように戦闘機を差し向けます
ハイジャック犯を排除出来るのか?爆弾の機能を停止させられるのか?それができても戦闘機にジャンボ機ごと撃墜されるのではないか?とハラハラドキドキしどうしで、一切ダレません
唯一冒頭のセスナ機の教習シーンはだるいですがこれはお約束の伏線です
アクション映画を観まくってる方ならこれはもうどんなシーンがあるか察してしまいます
ラストはグラント博士に特殊部隊のメンバーが英雄だと言って敬礼を向けて終わります
不満は一つだけ
なんでえ、結局本社のインテリがヒーローかよ!という後味です
スーパーマンの隊長はいきなりやられるし、本社のインテリは現場じゃ役立たずだし、
結局一番下っ端の特殊部隊のメンバーそれぞれが特技を発揮してチームワークで不可能を可能にしたのだという展開になって、大統領が君のお陰だと言うとグラント博士が首を振って特殊部隊のメンバーに敬礼するという終わり方だったなら名作になったかもと残念に思いました
蛇足
特殊作戦機は元祖ステルス戦闘機F-117の形をしていますが、そんな荒唐無稽な機能なぞ有るわけ有りません、ソックリなだけです
ハルベリー出演作品
タイトルなし(ネタバレ)
まずは、
ちゃんと面白かったですw
セガール映画なので、
セガール拳が炸裂するのかと思いきや、
まったくもって炸裂しないセガール拳。
セガール拳を使う場面なし。
っていうか、
セガールがそんなにあっさり死んでどうすんだよって映画。
セガールの無駄遣いw
それなら最初っからセガールを入れるなよって思ってしまう。
セガール拳を使わないセガールに何を期待すればいいのか。
ギャラ交渉で、
制作会社とセガールの間にトラブルでもあったのだろうか。
ともあれ映画は
アクション映画としておもしろかったよ。
セガールの無駄使いが減点ポイントだが、
あるいは逆にそれが笑えて良かったのかもしれないw
ストローは剣より強し‼️
セガールは沈黙
名作だと思う
タイトルが良くないので損している。
DVDゲットシリーズ。110円。めっちゃ得した。 セガール作品にし...
教習所時代を思い出した
かなりよくできたパニック映画だった。グランドホテル方式で次から次へと色んなことが起こるんだけど見せ方が丁寧だから迷子になることもない。素早く切り替わるモンタージュはそのまま心臓の鼓動とリンクしているかのようで否が応にも引き込まれてしまう。
画面の静動の塩梅も絶妙で、緊張と解放が交互浴のような快感をもたらしてくれる。大作の名に恥じず、ドンパチうるさいだけのB級アクションとの格の違いを見せてくれた。どうしてこんなに知名度が低いのかまったくわからない。普通に『ターミネーター2』とか『スピード』に匹敵するレベルだと思う。
まあ、中東人のテロリストを大正義アメリカが打ち砕くというあんまりにもあんまりなハリウッド脚本にはこの際目を瞑ることにしましょう…
個人的には主人公が飛行機を操縦するシーンが印象的だった。一つの作業を処理したと思いきや警報が鳴り響き、焦りながら原因を探っているうちにもう一方の作業を忘れてしまう、その繰り返し。終いにはスチュワーデスから「運転に集中してよ!」と叱られてしまう。終盤も終盤の一番盛り上がるシーンなんだけど、これはちょっと笑ってしまう。
なんかこういうの経験あるなあと思ったら、これ自動車教習だ。側から見ていると車の運転なんか造作もないじゃんと思うんだけど、実際やってみると焦ってしまって何もうまくいかない。左右確認しながらウインカー出しながらハンドル切るなんてとてもじゃないけど無理。怖すぎ。死ぬ。
だから400人ぶんの責任を背負いながらジャンボジェットを無事着陸させられた主人公にはただただ尊敬の情が湧くばかりだ。
視聴前知識ゼロで鑑賞
トラヴィス中佐ことセガールがハイジャックされた飛行機にギリギリ乗り移れず、輸送機もろとも墜落していったのだった。無敵セガールが居なくなったことで俄然これからの展開に不安が大きくなった。装備の半分は無くなり、大量破壊兵器の神経ガス爆弾が積まれている状況でタイムリミットが迫ってくる。残された隊員達の焦りが良く伝わってきた。早く突入して制圧したいのに爆弾が足止めになり迫るリミット。やっとのことで起爆解除に成功するがスリーパーの存在に気付く、ご破算だ。アメリカ領内に入ると撃墜されてしまうという焦りと爆弾の板挟み、この緊迫感は素晴らしかった。
こうした状況下でもグラント博士が冷静に正しい道筋をつけていくのだが隊員達との葛藤もおもしろい。とにかく最後の最後まで安心させてくれないドキドキハラハラの連続でした。
傑作です。
拍子抜けのセガール
「沈黙の戦艦」で、その無敵ぶりをいかんなく発揮し、映画とは言え、強すぎるとつまらないというジレンマに陥ったキャラクターを持て余し、かと言って、悪役に転向する気配もなく、独自路線をひた走るセガール。
この映画では、魅力的な俳優が勢ぞろいし、さぞやおいしいキャラクターを演じるであろうことを期待させてくれたが、見てみたらびっくり。
あまりのあっけなさに、「まさか今ので…」「いやいや、嘘でしょう」という去り際に逆に鮮烈な印象を抱いたほど。
中には、自分の演じるキャラがどうなるかを気にするあまり、脚本に口を出すほどではなくとも、要望として「シリーズ化しないでくれ」とか、「するなら俺のキャラは殺してくれ」みたいなことを公言する俳優もいるらしく、セガールは、自分が強そうに見えることに契約段階から口をはさみそうな負のイメージを持っていました。その予想を裏切られた形になり、逆に上層部に気に入られなかったから切られたんじゃないの?と、勘繰りたくなるようなひどい扱い。もうちょっとマシな見せ場があったんじゃないかと思わずにはいられないのです。
2018.7.14
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