エイリアン2のレビュー・感想・評価
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『Aliens』直訳すると『エイリアン達』誰がAliens?
猫のジェームズに向かって
リプリーは言う。
『あなたは駄目よ。ここにいて』
『エイリアンと言っても密入国したメキ〇〇人と違うぜ』
正に、この映画のテーマ見たいなもの。
『アバター ウェイ・オブ・ウォーター』とテーマは同じ。と感じる。
さて、まれに見る傑作な続編と言われるが、正編は寧ろ序章に過ぎないと感じる。この映画こそ本章なのでは無いだろうか?
SF映画として見るよりも、ある戦争への回顧になっている。もっとも、戦争解釈が相変わらずの所は完全には払拭出来ないが、海兵隊の狂気は『フルメタル・ジャケット』に匹敵する。
さて、シリーズとして見た場合『過酷な運命』過ぎる。ましてや、少女にとっては“終末旅行”なのだが、『夢を繋いで』と少女へ語るリプリーの言葉を取りたい。そして、この怪物達が知的生命体である事を望む。見方を変えれば二回目の世界大戦に於ける黄禍論の対象が、我々であったように。
『そして少女は夢を繋いだ』とした結末を望む。
クイーン戦から最高
やはりクリーチャー・ホラー(という言葉があるかは置いといて)の醍醐味は新種!ラスボス!
クイーン出てから断然面白い。
あとビショップめっちゃいい…
俳優名調べてもれなくネタバレを喰らうという。お気をつけあれ!
エイリアン2とエイリアンロムルスのネタバレもしているのでまだ観てない人は注意してください‼︎
緊張感あり、アクションありの最高のSF作品でした‼︎
最初は1からの続きになっていてリプリーが目覚めるところから始まり、スローな感じで展開が進んでいきます。
エイリアンは出てきてないけど会話シーンは面白かったし、海兵隊が出発の準備をしているシーンは銃や、装備がカッコよくて退屈せずに観ていられました‼︎
そして、エイリアンが出てきてからの緊張感はめちゃくちゃ凄くて手に汗握る展開の連続‼︎
特にリプリーと女の子が閉じ込められて、エイリアンに襲われるシーンや終盤の展開はずっと観入ってしまう‼︎
また、1と違い今回はエイリアンが沢山出てくるのでより派手になっていて良かった‼︎
個人的に今作で1番印象に残っているシーンはあのラスボス‼︎
最初に登場する時の映し方が「ヤバいヤバい‼︎ヤバいヤツ来る‼︎」って本当に思えました‼︎
そしてあの惑星から脱出して終わりかなと思いましたが、
「あれ?ロムルスでも脱出して終わりかと思わせて、最後ヤバい展開になったからもしかして…いや、さすがにリプリー達あんなに頑張ってたからもう大丈夫でしょ‼︎」
と思いましたがエイリアンついてきてました…
もう誰もやられないで‼︎と思いずっと緊張して観てしまいました‼︎
最初から最後までめちゃくちゃ面白かったです‼︎個人的には1より2の方が好きです‼︎
「ツイスター」の続編は「ツイスターズ」、「ALIEN」の続編は「ALIENS」、複数形になると威力倍増?!
「エイリアン ロムルス」観賞後のエイリアン・シリーズBD振り返り第2弾。
「エイリアン2 ALIENS」
「エイリアン2」は、1986年8月30日今は無き有楽町の日劇1の通路に座って観た。あの頃は座席指定、入替制ではなく、立ち見が許されていた時代だった。満員だったが一刻も早く見たいので何処かに一席位は空席があるだろうと入ってはみたが、本当に満席で両脇の通路に立っている人もいた。立って観るのもシンドいので中央の階段状の通路に座って観たのだ。ロードショーの初日に通路に座って観たのは、後にも先にもこの時だけである。
その後TOHOシネマズ日比谷が出来て有楽町マリオン内日劇は無くなり、日劇1は現在ヒューリックホール東京というコンサート等を行う劇場になった。
「エイリアン」のラストで冷凍睡眠に入ったリプリー(S・ウイーバー)は、57年後に地球のそばを通り過ぎて宇宙を漂流しているところを回収される。
リプリーがエイリアンの出来事を説明しても「そんな生物がいるはずはない」と信じて貰えず、ノストロモ号を破壊した事の責任を問われ、星間航海士の資格を無期限停止されてしまう。
リプリーが57年間宇宙を漂流している間に、11歳の誕生日までに地球に帰る約束をしていたリプリーの娘エミーは2年前に66歳で亡くなっていたことが判る。(ディスクでは特典映像の未公開シーンで収録されているが完全版にはこのシーンが入っているようだ)
ノストロモ号が調査しエイリアンと遭遇した惑星LV426にはウエイランド・湯谷社も出資して20年前から60~70家族が移り住んでいるが、連絡が取れなくなる。リプリーは、星間航海士の資格復活を条件に、惑星LV426への調査隊への参加を打診されるが断る。
しかし、娘を亡くし、エイリアンの悪夢にうなされるリプリーは、それを断ち切るために参加を決断する。ただし、生体の持ち帰りは絶対にしないことを条件に。
調査隊は宇宙なのに海兵隊の精鋭である。百数十年たっても合衆国海兵隊は健在か?
宇宙船スラコ号で同行者のビショップ(ランス・へリクセン)がアンドロイドなのにリプリーは動揺するが、ビショップは「(ノストロモ号の)ハイパーダイン120A2は欠陥品だ。私は合成人間と呼んで欲しい」
惑星LV426の入植地は人気が無くひっそりとしているが、リプリーは床下に隠れていた少女ニュートを発見する。彼女以外の157名の姿はない。研究室にはフェイスハガーの標本があり、2体は生きていた。入植者はエイリアンにより全滅していた。
基地内には無数のゼノモーフがいて海兵隊の精鋭部隊も多勢に無勢、次々とやられて行く。
研究室で生きていたフェイスハガーにリプリーを襲わせて産卵された体を冷凍睡眠で持ち帰ろうと画策していたウエイランド・湯谷社の社員バークもゼノモーフの餌食となる。
ヒックス伍長(マイケル・ビーン)に銃器の使い方を教わったリプリーもゼノモーフと戦う(戦いに出る時にドウェインだ、エレンよ、とお互いのファーストネームを告げる)が、ゼノモーフにニュートを奪われてしまう。ニュートを奪還しに奥に入りフェイスハガーに産卵される直前でニュートを助けると、あの卵を次々と産卵しているエイリアンクイーンと遭遇する。卵を全て焼き払い、迫り来るエイリアンクイーンから逃げ、ビショップのアシストでヒックス伍長、ニュートとともに無事にエイリアンクイーンから逃げ切り宇宙船スラコ号に帰還したと思ったのだが・・・。
第1作では得たいの知れない生物と戦う恐怖だったが、本作では無数のゼノモーフを相手の戦争アクションになっている(今度は乗組員ではなく、海兵隊だからね)。宇宙から戻る間に娘が亡くなっていたことから、生き残っていたニュートを絶対に助けるという事が最後のリプリーの戦いの意味づけと強い意志(母性)のバックボーンになっている。シガニー・ウイーバーは本作でアカデミー賞主演女優賞にノミネートされた(視覚効果賞、音響効果編集賞を受賞)。それにしてもゼノモーフの数が多いな。
最初の公開版137分よりも完全版155分は長いと思うが、少なくともリプリーの娘が亡くなっていたエピソードはあった方が良いと思う。
あとウエイランド・湯谷社の指示で例の場所へ赴き、フェイスハガーに襲われて入植地に持ち帰るのがニュートの両親だったエピソードもあった方が良いかも。
合成人間ビショップの血液もハイパーダイン120A2アンドロイドと同様に真っ白だった。
感想メモ
面白かった!前作よりも好き
コールドスリープから目覚めると50年ぐらい経っていた、嫌だね
ナイフで指の間を刺す度胸試しの名前はファイブ・フィンガー・フィレットと言うらしい、怯えている顔が面白い
ランボーみたいな女の人が出てくる
ラストのシーンがすごく印象的で良い!急に音楽が止まって、辺りを見回すと卵がいっぱい…
女王エイリアン、尻尾などを使った攻撃が上手、見応えあり
前作からアンドロイドには何してもいいと思ってるのか!破壊の仕方が爽快だよね、上下まっぷたつ
やっぱり体液が酸性なのがいやらしいよなー、接近戦で銃が使えないもん
エイリアンがいっぱい出てくる所と、探知機での恐怖の演出の仕方が好き
エイリアンの造形と動きがリアル且つ猛烈に気色悪く、それと闘うヒロインのシガニー・ウィーバーが逞しくてカッコ良かった
ジェームズ・キャメロン原案・ 脚本・監督による1986年製作(136分)のアメリカ映画
原題:Aliens、配給:20世紀フォックス映画、劇場公開日:1986年8月30日
エイリアンと言えば、リドリー・スコット監督のイメージだったが、見ていなかった第2作はキャメロン監督作だったとは。恥ずかしながら知らなかった。
38年も前の映画だが、今見ても重火器によるエイリアンとの死闘は大迫力で、闘うヒロインのエレン・リプリー(シガニー・ウィーバー)が逞しくてカッコ良かった。そしてエイリアンの造形及び動きが、リアル且つ猛烈に気色悪いのにも、感心させられた。
ストーリーもよく練られていた。当初、軍人たちに見くびられていたレプリーが火器の手慣れた扱いや知識と知性、更に強靭な精神力で、どんどんと信頼を得てリーダーシップを発揮していく展開が心地良い。エイリアンにやられ尽くされた基地で唯一人生き残っていた少女ニュート(キャリー・ヘン、好演だったが女優にならず教師になったらしい)と、擬似母娘的関係性を構築する展開も上手い。
最後はエイリアン道連れで自爆死してしまうが、筋肉モリモリの女性兵士(ジェネット・ゴールドスタイン)の勇気溢れた率先的行動も、見ものであった。そして、運転や医療担当アンドロイド(ランス・ヘンリクセン)が最後、体をバラバラにされながらも、リプリーを助ける映像も、実にリアルでビックリさせられた。
とは言え、前作から57年後設定なのに、武器(スマートガン、ライフル、火炎放射器等)や装置(動体探知機、荷物を運びパワーローダー等)がそれ程、進歩している様には見えないのは、少々残念ではあった。
最後の方は、連れ去られてしまった少女を救うために獅子奮迅の活躍をするリプリーに、胸熱。そして、しぶとく宇宙船に入り込んだ女王エイリアンも死闘の末に宇宙に放り出し、二人は地球を目指して、ハッピーエンド。本当に良かったと思ったが、最後の最後にエイリアンによる様な異音が聞こえて、物語は終わる。この時に既に、6年後に公開されるエイリアン3の構想があったのだろうか?
監督ジェームズ・キャメロン、製作ゲイル・アン・ハード、製作総指揮ゴードン・キャロル 、デビッド・ガイラー、キャラクター創造ダン・オバノン 、ロナルド・シャセット、原案
ジェームズ・キャメロン 、デビッド・ガイラー 、ウォルター・ヒル、脚本ジェームズ・キャメロン、音楽ジェームズ・ホーナー、特撮スタン・ウィンストン。
出演
シガニー・ウィーバー、マイケル・ビーン、ポール・ライザー、ランス・ヘンリクセン、シンシア・デイル・スコット、ビル・パクストン、ウィリアム・ホープ、アル・マシューズ、リッコ・ロス、キャリー・ヘン、ジャネット・ゴールドスタイン。
満足度高し。
プロメテウス→エイリアン2という謎の順番で鑑賞。
ハラハラドキドキ!
終盤女王と対峙した時、敵側が退いたのでこちらもそのまま退くのかと思いきや、盛大に卵を燃やしまくっていて良かった。
前作とガラリと変えてきたのが良い。
こんな続編ばっかりだったらシリーズもの大歓迎なんだけど。前作とは別のタイプの話(「今度は戦争だ!」)でありながら、めちゃめちゃ面白いって何なの?!
リプリーが単なる獲物から、肝っ玉母ちゃんにメタモルフォーゼする話。もう神に助けを求めたりしない。会社の連中には任せておけない。自分の生きる道は自分で切り開く!
クライマックスは母親同士のガチンコバトルで、しかもモビルスーツ的なやつで格闘戦とか、やっぱりキャメロンは強いひとが好きなのかね。
いつかスクリーンで観たい。
力強く説得力のある女の戦い
女性が主役のアクション映画が増えてきた昨今、未だにこの映画を超えるものは見たことがない。
蚊みたいな手足をした女がわざわざ倒れてくれる屈強な男達相手に適当に殺陣をして調子に乗る、そんな映画に今いちピンと来ない(ジーナカラーノやロンダラウジーは別として)。
本作のリプリーは過去のトラウマから鬱々としているものの少女出会う事で覚醒、もともと不本意で巻き込まれる形だったエイリアンクイーン(こちらもまた母である)率いる怪物軍団とのコズミックバトルに自ら挑む事になる。
赤の他人である少女のためさながら母のように戦いを挑むリプリーの女性像はなんと説得力のある事か。また、同じく母であるエイリアンクイーンとのラストバトルでは女対女のガチンコの対決が描かれおり、殺陣自体は時代を感じるものの妙な迫力と凄みを感じ、今だに見応えがある。
私は別に子供を産んでいる女性は素晴らしいとかそういう古臭く息が詰まる話をしたいのではない。
誰かや何かを慈しむ、その力を私は女性性として捉えており、その力は女性男性問わずあらゆる人間に存在しているはずである。その割合は違えど。だってそういう思いやる力がないと社会成り立ってないだろ?現在がどうであれ。
その力を力強く描き切ったとして本作を評価したい。
タイトルなし(ネタバレ)
リプリーが以外にもパワーローダーを操作できて倉庫でこれをどこに?のヒックスとアル軍曹を笑わせるシーンがまさか伏線とはね、、、
ニュートの悲鳴からのエイリアンクイーンが振り向き返されてからのシャッターが上がる演出がカタルシス全開で全て持っていく。
惑星から脱出~大爆発からの白々しいエピローグのようなBGMが全世界を騙したと思ってる。
安心しきったところで、ビショップが~の展開で伏線が回収ってマジで最高過ぎる。
他にもリプリーの逞しさが光ったり、武装の格好良さなどマニア心をくすぐるシーンも多い。
何回でも見れるエンターテイメント性最高の作品。
「静」から「動」へ
前作よりパワーアップして面白かった。戦争映画のように、やるかやられるかであり、緊迫感連続と大迫力の戦闘だった。結局ほとんどがエイリアンに殺されてしまうが、彼らの死はまさに戦死であり、殉職である。一作目が頭で戦い、二作目は体で戦う感じである。別の表現をすれば、一作目が「静」的であり、二作目は「動」的であるとも言える。
エイリアンシリーズに止まらすSF最高傑作。
エイリアンシリーズではこの二作品目が一番好きだ。
監督もジェームスキャメロンとなりSF大作となった。
謳い文句も「今度は戦争だ。!」も作品をよく表している。
救出部隊として宇宙海兵隊が登場するが未来の世界なのに海兵隊としてしっかり存続している所も面白い設定だ。
ヘルメットもスタンダードなM1.M2ヘルメットではなく耳かけが浅い形状(WW2イギリス空挺ヘルメットに似た形状)もカッコいい。
メカ類もMICV(装甲戦闘兵車)以外は素晴らしい仕上がりと思う。
特にクイーンと対決にリプリーが使用するパワーローダーは本当にありそうなメカだ。
また、動体探知機もリアルでいい緊張感をだしていると思う。
海兵隊員のマイケルビーンと重そうな分隊支援銃を持つガンナー黒人女性のジェニット・ゴールドスタインも印象深い。
ストーリーも飽きさせない展開で戦闘シーンも迫力があり、見所が沢山ある。
エイリアンも一作目ではただ殺戮を繰り返すだけの生き物だがこの二作目は人間をただ殺戮するだけでは無く幼体の繭にする設定になっておりハチの様な生態になっている事が明らかになる所も面白い。
そしてなんと言っても「エイリアンクイーン」が美しくカッコいい。!
(私はガレージキット定価1万4千円で購入し作成したがターミネーターの模型共々、幼少の子供(ヒデゴン)に破壊された。)
ラストのリプリーが乗るパワーローダーとの母親対決はSF映画の歴史に残る名シーンと思います。
会社の同僚とエイリアン1か2か?どちらかいいか討論になった事も懐かしく思い出される。
(友人、知人共に2の方が好きと言う人が多かった。)
今見ても色褪せないSF映画の名作であり大作である。
王道
娯楽映画の手本
SFとしても見応えたっぷり
過去のトラウマとの対峙→仲間との出合い→冒険→守るべきものとの出会い→裏切り→絶体絶命→協力者に見守られつつ愛する者のため孤独な戦い→勝利&問題解決→余韻
宇宙人ババンギャーみたいなのが嫌いな人ですらもそこそこ楽しめる映画。低評価しようが無い。
ホラー映画からアクション映画へ
1のほうがホラー要素が強く怖かったですが、2のほうはホラー要素よりもアクション要素が多く観ていてテンションがあがります。
好みは分かれると思いますが僕はアクション要素が多い2のほうが好きです。1では主人公ただひとりしか助からなかったのに対し、2は4人も助かったのも良かった。特に移住民の唯一の生き残りの少女が助かって良かったです。
かっこいいアネゴ祭り!!
エイリアン1作目はホラー、2作目は戦争映画とのことで、2の方が怖さが少なくて私的にはこっちの方が好き!
生き残った少女ニュートを必死で守るリプリー。
子供が絡んでくると、物語の緊張感が倍増しますね。
そして、バスケス上等兵!
めっちゃかっこいいんですけど!!
男顔負け!というか、男よりも男の中の男なバスケスねーさん!
親友ドレイクとのやりとりが好きなのに、エイリアンとの戦い開始早々ドレイク死んじゃうからすごく残念でした。
バスケスねーさんの死に際も最高に男前。
エイリアンの頭を足蹴に銃をぶっ放す姿にしびれました!
リプリーがパワードスーツで、マザーエイリアンに立ち向かう姿は、本当に勇敢でかっこいい。
ニュートは身を呈して自分を守ってくれるリプリーに、最後思わずママって言ってしまうほど。
ジェイムズキャメロンの映画って強い女の人わんさか出てくるよね。
とにかくシリーズ最高傑作と呼ばれるのも納得の傑作です。
完璧な続編の見本
エイリアン・シリーズ第2作。
Blu-rayで鑑賞(吹替)。
DVDの完全版ばかり観ていたが、どちらも観られると云うことでブルーレイを購入し、初めて劇場公開版を観た。
これまでは、「日曜洋画劇場」で放送されたズタズタにカットされたものしか知らなかったので、感無量である。
セントリー銃を換気ダクトに設置してエイリアンの群れを追い払うくだりが追加シーンだったことに驚かされた。
前作のホラー全開から一転、超弩級バトル・アクションに仕立て上げたジェームズ・キャメロン監督の手腕がすごい。
監督のミリタリー・マニアならではのこだわりが炸裂。銃火器をこれでもかと使用し、火薬量が前作の比では無い。
リプリーの勇ましさにも磨きが掛かり、恐怖を乗り越えるために再び恐怖と対決する構図は続編として安定の順当さだ。
襲い掛かるエイリアンの群れとの戦闘は「今度は戦争だ」のキャッチコピーに恥じぬ迫力で、手に汗握って興奮した。
母性対母性の決戦はハラハラ・ドキドキの緊迫感と互いの必死さが戦いを最大限に盛り上げており、演出の妙が光る。
完全版のレビューにも書いたが、本作は「史上最高の続編」の称号に相応しい完成度だなと思った。何度観ても面白いと感じるのは、それこそ名作の証以外の何物でもないだろう。
※修正(2024/09/08)
シリーズ最高傑作
エイリアンシリーズの最高傑作、久々に再鑑賞。
続編なのに凄すぎて一作目がプロローグに思えてしまう。1の原題が Alien、2がAliens、一匹でも怖いのに群れをなしたら・・。
全ての出来事がクライマックスに収れんしてゆく、「手伝おうか、私運搬ロボットの免許持ってるから」のなにげないセリフが伏線だったとは。種は違っても母性の闘い、光線銃やミサイルでなく肉弾戦は血が騒ぐ、一見普通のおばさんが見事に化ける面白さ、女王エイリアンの大きさも絶妙だ。SFマニアでなくとも単純明快に察しがつき、ハラハラ・ドキドキさせてくれるヒッチコックばりの展開はエンターテインメントのお手本でしょう。
SF戦闘映画となったエイリアン
前作とは全く異なりモンスター映画となったエイリアン。ジェームス・キャメロン演出によりエイリアンが波のように押し寄せる息をつかせない。自らを過信し、次々にやられて行く兵士達。エイリアンの宿主と成った入植者の数に絶望感が漂う中、一人気を吐くリプリー。パワーローダーとエイリアンクイーンとの闘いは、まさに人とエイリアンの生死を掛けた死闘を見事に表現していた。シリーズを通して、エイリアンを倒すのは宇宙空間に廃棄するしかないというのは一貫してる。
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