エイリアン2のレビュー・感想・評価
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さすがに令和には厳しいか
金曜ロードショーか何かで何度かみた気がするが、久しぶりにちゃんと見返してみた。映像的にはよく出来てるが、ストーリーは結局狭いところで戦ってるだけなんでダレる。
そう考えるとダイ・ハードはよくできてたなぁ。。。
母性溢れるリプリー
面白かった。
最後の最後までドキドキさせる作りは流石でした。
どうせここで来るんでしょ!が当たりまくるんだけど、面白い。
それは緊張感を途切れさせない演出にあると思う。
CGじゃないからエイリアンの動きも遅いし、
なんなら現れるだけで意外と手を出してこない、
手を出してるのは人間の方でぶっ放した銃による
飛び散った酸で自爆してるだけなんじゃないのか?
と思うけど、
音楽と暗がりと炎や煙の演出の見せ方、人間側のパニックの様子が重なって、とても恐ろしく見える。
そして80年代のCGじゃないセットのリアルさが
今にはない臨場感を出して今でも遜色なく
見応え充分でした。
前作からのロボットとの確執も伏線となって、
最後は胸熱な展開でした。
ハドソン、comeHere!
おお、ついにこの映画を評価する時が来たか。堂々の自分映画史最高のエンターテイメント作品。まだ小さい頃、日曜洋画劇場で観た感動を忘れられず何回も見直しては感動を繰り返す程の映画。
始まりから中盤、終盤からどんでん返しまで全てが完璧なストーリー、お笑い担当のハドソンとアポーン、恐怖を煽る効果音、深い意味が込められた対決、どれを取ってもこれ以上考えられない映画でしょう。キャメロンの最高傑作にして出世作になり、全ての人を今尚魅了するパーフェクトムービーですね。
特に全ての分野で女性進出のキッカケになったシガニーの活躍、子供を思う母の強さを前面に出した母VS母の構図、どんでん返しのストーリーを流行らせた功績、動体感知器の音による恐怖、これら全てが今現在にも続いてる映画史の基礎となった作品と言えるでしょうね。映画ってホント素晴らしい、また違う映画も観てみようかな?という思いにさせてくれる最高の作品を生み出してくれてありがとう。
ここで終わっておけば最高のシリーズだったのになぁ…
王道を王道たるものにした傑作
完全版やディレクターズ・カット版のハシリ‼️
この作品は史上最高の続編の一つ‼️SFホラーの名作だった前作から一転、SFバトルアクションへシフトチェンジし、観る者全てを興奮の渦に巻き込む大傑作をモノにしたジェームズキャメロン監督の演出は素晴らしいの一言‼️「アバター」シリーズなど足元にも及ばないキャメロン監督の最高傑作です‼️そしてこの作品を語る上で欠かせないのが完全版の存在です‼️いくつかのシーンやエピソードが加わっているのですが、重要なのがリプリーと娘のシークエンス‼️このシークエンスが加わった事でリプリーのニュートに対する想いに説得力が加わり、ラストのパワーローダーでのエイリアンクイーンとの戦いも胸に迫るモノが違ってきます。母性対母性‼️凄いです‼️それだけにヒックス伍長だけでなく、ニュートまでも殺してしまった3作目は許せません‼️
力強く説得力のある女の戦い
女性が主役のアクション映画が増えてきた昨今、未だにこの映画を超えるものは見たことがない。
蚊みたいな手足をした女がわざわざ倒れてくれる屈強な男達相手に適当に殺陣をして調子に乗る、そんな映画に今いちピンと来ない(ジーナカラーノやロンダラウジーは別として)。
本作のリプリーは過去のトラウマから鬱々としているものの少女出会う事で覚醒、もともと不本意で巻き込まれる形だったエイリアンクイーン(こちらもまた母である)率いる怪物軍団とのコズミックバトルに自ら挑む事になる。
赤の他人である少女のためさながら母のように戦いを挑むリプリーの女性像はなんと説得力のある事か。また、同じく母であるエイリアンクイーンとのラストバトルでは女対女のガチンコの対決が描かれおり、殺陣自体は時代を感じるものの妙な迫力と凄みを感じ、今だに見応えがある。
私は別に子供を産んでいる女性は素晴らしいとかそういう古臭く息が詰まる話をしたいのではない。
誰かや何かを慈しむ、その力を私は女性性として捉えており、その力は女性男性問わずあらゆる人間に存在しているはずである。その割合は違えど。だってそういう思いやる力がないと社会成り立ってないだろ?現在がどうであれ。
その力を力強く描き切ったとして本作を評価したい。
清々しいまでにアメリカ
本作には多様な側面がある。
一つ、ブロックバスター映画としての側面。これはもう別に言うまでもない。「監督:ジェームズ・キャメロン」の時点で語るに落ちている。当時の最新技術をふんだんに駆使した映像は今見ても美しく重厚だ。事あるごとに爆破シーンがあるのも大層景気がいい。
一つ、家族映画としての側面。リプリーとニュートの関係は、単なる利害関係を超越した家族的連帯だ。終盤の脱出シーンでニュートが排気口の隙間から下に落ちてしまったとき、リプリーは隣にいたヒックスに一言もかけ合う間もなく彼女を助けに戻る。その後、リプリーはエイリアンの繭から救出したニュートを連れて出口へと向かうのだが、そこでクイーンエイリアン&無数の卵と出くわす。こいつらはおそらくリプリー&ニュートが結んだ擬似家族と対を成す存在だ。クイーンエイリアンとその無数の卵は言うなれば本物の家族だ。それゆえリプリーもはじめは火炎放射器の発射を躊躇うかのように後ずさる(単に敵との距離を取るためというのもあるだろうけど)。しかし最後には覚悟を決めたようにクイーンエイリアン共々無数の卵を焼き払う。血縁の強さでは負けても気持ちでは負けないというリプリーの母としての決意がそこには表れているようだ。全ての戦いが終わったとき、ニュートはリプリーと抱き合いながら彼女のことを「ママ」と呼ぶ。リプリーが一方的に仮構していた家族絵図はニュートにも受け入れられたのだ。
一つ、ウーマンリブ映画としての側面。リプリーの機知と度胸に富んだ行動を見ればそれは明らかだ。後半の銃火器ぶっ放しシーンももちろん爽快だが、個人的には兵士たちがエイリアンの巣に誤って突入してしまうシーンが印象的だった。部下の兵士たちは次々とエイリアンに殺されていくが、素早く判断を下すべき立場の上官はアタフタするばかりで何もしない。リプリーがたまらず「撤退させて!」と叫ぶと、上官は「黙れ!」と逆ギレ。誰に対してもこういう態度なら単なるキレ体質でしかないのだが、リプリーではなく横にいた男(バーク)の言うことはおとなしく聞くあたりタチが悪い。しかし結局最後はリプリーの勇気ある行動で兵士たちは難を逃れる。はじめこそいかにもホモソーシャルなノリの排他と冷笑でリプリーを小馬鹿にしていた兵士たちも、以降は彼女に一目置くようになる。
ただまあこれらを総括してみたときに、なんとなく引っかかりを覚えるのも事実だ。たとえばリプリーとニュートの家族物語は美しいが、全ての家族をエイリアンに惨殺された少女に、会って半日の成人女性に「ママ」と呼ばせてしまうのは過剰演出なんじゃないか。そこは擬似家族のまま終わらせて、あとは映画の外側でより深い関係を築いていってもらえばいいじゃんと思ってしまう。また、男を一切必要としないリプリーの活躍ぶりも確かに素晴らしいのだが、リプリーを演じたシガニー・ウィーバーは銃規制推進論者だったという。本作はそんな彼女に銃火器を持たせ、あまつさえ何匹もの生物を殺害させてしまっている。けっこう酷い。しかしこれらの懸念は結局のところ空前絶後の爆音とアクションによってうまいこと韜晦される。本当にもう清々しいまでにアメリカの映画だ。
一作目の『エイリアン』は静謐なクラシック・ホラーのきらいが強く、ゆえに本作と比べれば地味な仕上がりではあった。しかしリドリー・スコットは最後まで家族やら恋愛やらを取り入れなかったし、シガニー・ウィーバーに銃を撃たせなかった。短期的な快楽値でいえば本作が圧勝だが、ふと思い出したとき、アレすごかったな、と思うのはたぶん一作目だと思う。
タイトルなし(ネタバレ)
リプリーが以外にもパワーローダーを操作できて倉庫でこれをどこに?のヒックスとアル軍曹を笑わせるシーンがまさか伏線とはね、、、
ニュートの悲鳴からのエイリアンクイーンが振り向き返されてからのシャッターが上がる演出がカタルシス全開で全て持っていく。
惑星から脱出~大爆発からの白々しいエピローグのようなBGMが全世界を騙したと思ってる。
安心しきったところで、ビショップが~の展開で伏線が回収ってマジで最高過ぎる。
他にもリプリーの逞しさが光ったり、武装の格好良さなどマニア心をくすぐるシーンも多い。
何回でも見れるエンターテイメント性最高の作品。
エイリアン
「静」から「動」へ
前作よりパワーアップして面白かった。戦争映画のように、やるかやられるかであり、緊迫感連続と大迫力の戦闘だった。結局ほとんどがエイリアンに殺されてしまうが、彼らの死はまさに戦死であり、殉職である。一作目が頭で戦い、二作目は体で戦う感じである。別の表現をすれば、一作目が「静」的であり、二作目は「動」的であるとも言える。
エイリアンシリーズに止まらすSF最高傑作。
エイリアンシリーズではこの二作品目が一番好きだ。
監督もジェームスキャメロンとなりSF大作となった。
謳い文句も「今度は戦争だ。!」も作品をよく表している。
救出部隊として宇宙海兵隊が登場するが未来の世界なのに海兵隊としてしっかり存続している所も面白い設定だ。
ヘルメットもスタンダードなM1.M2ヘルメットではなく耳かけが浅い形状(WW2イギリス空挺ヘルメットに似た形状)もカッコいい。
メカ類もMICV(装甲戦闘兵車)以外は素晴らしい仕上がりと思う。
特にクイーンと対決にリプリーが使用するパワーローダーは本当にありそうなメカだ。
また、動体探知機もリアルでいい緊張感をだしていると思う。
海兵隊員のマイケルビーンと重そうな分隊支援銃を持つガンナー黒人女性のジェニット・ゴールドスタインも印象深い。
ストーリーも飽きさせない展開で戦闘シーンも迫力があり、見所が沢山ある。
エイリアンも一作目ではただ殺戮を繰り返すだけの生き物だがこの二作目は人間をただ殺戮するだけでは無く幼体の繭にする設定になっておりハチの様な生態になっている事が明らかになる所も面白い。
そしてなんと言っても「エイリアンクイーン」が美しくカッコいい。!
(私はガレージキット定価1万4千円で購入し作成したがターミネーターの模型共々、幼少の子供(ヒデゴン)に破壊された。)
ラストのリプリーが乗るパワーローダーとの母親対決はSF映画の歴史に残る名シーンと思います。
会社の同僚とエイリアン1か2か?どちらかいいか討論になった事も懐かしく思い出される。
(友人、知人共に2の方が好きと言う人が多かった。)
今見ても色褪せないSF映画の名作であり大作である。
自分の人格を変えた1本
思春期(小5~高3)の頃観た映画で人格変えられた映画の1本。
小学校低学年まで極度の怖がりで家が古かったせいか一人で仏壇の間の奥にあるトイレにいけないくらいに怖がりだった。
でも好奇心はあったので、当時親が借りてきたビデオ(本当のレンタルビデオ)を観てた。
はじめて観たのは小6だったか。
怖がりの自分でよく観れたなと思うが、当時は民放のロードショーでホラーやスプラッタをけっこう放送してたので観ること自体抵抗はなかった。
思春期にこれを観たら刷り込まれるよねー。
冷静さが我が身を助ける。
恐怖は感じて良い、パニックになるな。
会社人間はクソ。
そう刷り込まれてこの手の映画を繰り返し観たせいか怖がりの自分はすっかり逆に突っ込んでいく系になったし、小学生時は仏壇の前を通るだけでも怖かったのに大学帰省中は墓参りを深夜に一人で行く人間になってしまった。海外旅行も一人が基本。仕事の不測事態もワクワク感を隠せない時もある。
恐怖とパニックを切り離せるようになった、というかあまりパニックに陥らない耐性が出来た。恐怖映画で一番に死ぬのはパニック野郎という不文律は映画で学習して脳が覚えているのかもしれない。
恐怖との向き合い方を当時のハリウッド映画はバシバシ教えてくれたいい先生だった。
作りもんとは分かっているが、海兵隊より強いリプリーの姿には感動したし、最初は病みキャラだったのに後半ではリプリー姉さんの後ろを付けば安心と思わせる精神力の強さ。ここぞの時の動ける行動力と思考力、何回も惚れてしまいます。
ヴァスケスもカッコいい姉さんだったが思考が男というか海兵隊なのでかろうじて女性ポジで冷静で行動で皆を導くリプリーのリーダーシップはしびれました。あと基本的に地頭がいい。それは常に冷静で思考が回っているからと思う。
ひたすら騒ぐビルパクストンが頼りにならないノリだけ男を好演して逆に冷静になれるいい役回りだった。
マイケルビーンもこの監督の作品ではイケメンだけど主役の細い支え棒でしかなく脇役になってしまう絶妙さが素敵でした。
なん十回と観ていて今回5年ぶりくらいに観たけどやはり最高傑作です。
半端。 86年なら仕方ないか…
1に退屈なシーンは無い。それを超えられないのは所詮2のジンクスを抜けられていない。
エイリアンの脅威がぬるい。ゾンビ系作品と同じで、物量を増やして装備を充実させ人間に勝ち目を増やすと陳腐化する。エイリアン以外の緊張感も1に比べて浅い。
もちろんアクションとしてならバンバン撃って、バンバン倒す、そうしたいのは分かるが、エイリアンの恐怖を犠牲にしてその減った数値をアクションに変換したため、恐怖は下がり、半端なアクションが生まれた。
はっきり言って1の上手さには到底及ばない。1で出来た面白さの管理の上手さが2で出来ないのは、監督の技量の差か、また別の要因か。
いずれにしろ悪くはないが、昔の作品で、古典的で、コテコテだな、という印象。
王道
娯楽映画の手本
SFとしても見応えたっぷり
過去のトラウマとの対峙→仲間との出合い→冒険→守るべきものとの出会い→裏切り→絶体絶命→協力者に見守られつつ愛する者のため孤独な戦い→勝利&問題解決→余韻
宇宙人ババンギャーみたいなのが嫌いな人ですらもそこそこ楽しめる映画。低評価しようが無い。
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