栄光のル・マンのレビュー・感想・評価
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マック先輩万歳
50年前にテアトル東京の大画面で観て以来。
あの時は、なんだか車がバンバン走っているだけだなあ、という感想でしたが、どうやらヒットしたのは日本だけで本国ではあまりにレース描写に偏ってドラマがないと言われて大コケしたらしいです。
でも再見したら確かにドラマ要素は少ないもののレースシーンの合間に舞台裏の場面も適度に挿入さて意外に最後まで飽きずに観られました。
改めてトマトを確認したら批評家、一般共に70%超え、めでたしめでたし。
何はともあれゲッタウェイ、タワーリングインファーノに並ぶマック先輩三大カッコイイ映画です。あの頃マック先輩はドロン先輩と共に日本では大人気のツートップでしたから。
レース映画の最高峰の一本‼️
ジョン・フランケンハイマー監督の「グラン・プリ」と並ぶレース映画の最高峰‼️ストーリーらしいストーリーもなく、セリフも少なめ。ル・マンに挑む男たちの姿をドラマ性を排したドキュメンタリーのような手法で描くことで、わが憧れマックイーンのレースに対する姿勢がストイックに描かれカッコいい‼️サーキットの喧騒やレーサーたちの緊張と孤独と駆け引きなど、レースそのものの臨場感も素晴らしいし、分割画面などを駆使したレース・シーンの迫力も鳥肌モノです‼️特にクラッシュシーンは全レース映画中の最高ですね‼️
ル・マンのドキュメンタリーかのような映像は大迫力。ラストのデッドヒ...
ル・マンのドキュメンタリーかのような映像は大迫力。ラストのデッドヒートもドキドキで良かった。本作はレースを楽しめばそれで良し。
人間ドラマは?あの女誰?死んだ夫から乗り換えた男もまた顔が潰れ、今度はマックイーンに乗り換えようとしている稀代の悪女?(笑)まぁあんまり関係ないッス(笑笑)
よくわからない
約30年ぶり2度目の鑑賞
レース中のクラッシュから復帰し、1年後の同じレースで優勝を目指す
というストーリー
事故死したライバル・フェラーリのドライバーの奥さんが、なぜか同じチームのドライバーとくっついていたり、主人公とまるで昔付き合っていたかの話の流れが理解できない
「グラン・プリ」との比較で鑑賞したが…
子供の頃、小学館「ビッグコミック」の
前身雑誌「ボーイズライフ」では、
F1、ル・マン、インディ、日本グランプリ等
のスポーツカーレースの記事に夢中になった
者として、少し前に同じNHKBSで放映
された「グラン・プリ」との比較で鑑賞。
映画開始早々、レースが開始され、
F1と違いル・マンは転戦のレースでは無い
ので、どの合間で男女の恋愛シーンを
描くのかと思ったら、ル・マンはドライバー
の交代システムなので、なる程、その合間に
描くのかと納得はしたものの、
主人公が別のレースでの接触事故で死なせた
ドライバーの妻との惹かれ合いが
どうして生まれたのか、
また、彼女への想いがあるにも係わらず、
レースの最終版で主人公が
味方のチームを勝たせるためとは言え、
ライバルチームのマシーンへの接触走行が
どうして出来て、しかも
その女性と、さも、想い合えるか如くの
ラストシーンがまるで理解不能だ。
解説によると、当初は「荒野の7人」
「大脱走」のジョン・スタージェスが監督
だったようだが、
ストーリー性に重きを置きたい監督と、
ル・マンそのものを描きたいマックイーンが
対立して監督が交代した作品とあった。
結果、「グラン・プリ」と比較して、
クラッシュシーンを除いて
レースシーンの迫力も及ばなかったし、
人間ドラマも希薄で、
カーレースオタクのマックイーンの
嗜好が全面に出た、かつ、ある意味、
ル・マンの記録映画のようでもあった。
しかし、映画ファンとしては物足りなくも、
スポーツカーレースファンにとっては、
ル・マン24時間レースの雰囲気・臨場感
そのものを満喫出来る、たまらない作品
だったのではないかと想像もした。
凄絶な事故の描写
スティーブマックイーンがマイクデレイニー役として出演。台詞無しでひたすらル・マンのレースの中継の様な出だし。凄絶な事故の描写も多くてレーサーの恐怖を物語る。事故を起こしたマイクに再度チームから要請される。レーサーの関係者もたまらないだろうね。
世界の中で日本だけが本作がヒットしたという 大変誇らしいことだ
なかなか良かった
本作の監督を途中降板したジョン・スタージェスの「途方もないジョーク、800万ドルをかけたマックイーンのホームムービー」というのは言い過ぎだ
覚悟した以上にドラマがある
観終わった後の印象は甘いものであるほどだ
確かに中盤は強烈な眠気に襲われた
剰りに単調なレースシーンが延々と続くのかとうんざりもした
しかし、後半のドライバー交代で食事に行くところから俄然面白くなってくる
事故が連続し、ゴールまで残り8分のコールがあってからのシーンは正に手に汗握る
ラストシーンの祝勝シーンはカタルシスが感じれる
そして見つめ合う主人公とヒロインのアップ
そこにはレースと共に何かが終わって何かが始まるドラマがあったことを確かに感じられるのだ
カメラの映像も映画としての味わいもブリットのそれに近いものがあった
乾いている
だけどもほんの少し潤いがあるのだ
確かに普通の映画とはいえない
案の定、本作はさんざんな興行成績だった
ヒットするためにはジョン・スタージェスの意図したような人間ドラマを主にレースを従にすべきだったのだろう
しかしそんな映画は山ほどある
本作は確かにもう少しやりようはあったろうが、これで良いのだと思う
世界の中で日本だけが本作がヒットしたという
大変誇らしいことだ
抑制が効きすぎているドラマをきちんと受け止める観客がいたのは日本だけだったのだ
退屈だった
俯瞰でレースや全体を描いている感じがあって、誰かに感情移入することができず、ドラマが薄かった。レース場面は迫力はあるのだが、同じような場面が続くので単調で眠くなった。
ポルシェとフェラーリのレーサーのスーツがどっちも白で、どっちがどっちか分かりにくい。実際そうだったのかもしれないが、色を変えて欲しい。
また、車の特性やドライバーの特性が何一つ語られず、強さや速さのロジックもなかった。
ただ、画面は本物感たっぷりで豪華だった。
レース好きマックイーン個人の趣味の映画
総合:65点
ストーリー: 60
キャスト: 75
演出: 70
ビジュアル: 75
音楽: 80
ルマン24時間レースを舞台にしたドキュメンタリー調の映画。あまりに自動車レースに焦点を当てているため、普通に映画を見たいと思っている人、特にレースに興味を持っていない人にはつまらないかもしれない。レース狂いなマックイーンによる趣味の映画で、登場人物が喋るシーンはほとんどなく、レースをすること自体が物語。私はレース好きなのでこれでも楽しめましたが、一般受けするものではないのではないか。
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