永遠のマリー

劇場公開日:

解説

少年院を舞台に、犯罪を犯した少年たちの更生のために情熱を燃やす若い教師の姿を描く人間ドラマ。1989年モントリオール映画祭審査員大賞受賞作。監督はテレビ・ドキュメンタリー出身で、舞台演出も手がけるマルコ・リージ。製作はクラウディオ・ボニヴェント。脚本はサンドロ・ペトラリアとステファーノ・ルッリ。撮影はマウロ・マルケッティ。音楽はジャンカルロ・ビガッツィが担当。なお、主演のミケーレ・プラチドは、イタリアを代表する大スターであり、監督作品「心の友」が九二年第五回東京国際映画祭に正式出品された。

1988年製作/イタリア
原題:Mery Per Sempre
配給:アルバトロス
劇場公開日:1993年1月15日

ストーリー

シシリー島(シチリア島)の町パレルモにある、少年院の教師になったマルコ(ミケーレ・プラチド)は、窃盗、恐喝の常習者ピエトロ(クラウディオ・アメンドラ)や、男娼のマリー(アレッサンドロ・ディ・サンツォ)らの反抗に対し、ひたむきな努力を続けていた。暴力や強姦未遂など何一つ問題を解決できず、そしてマリーに愛を告白され苦悩するマルコ。ある日ピエトロがマルコに脱走計画を打ち明ける。マルコは思い止まるよう説得するが、ピエトロの決意は固かった。彼の脱走がきっかけとなり、少年院の規則は更に厳しくなり、マルコはピエトロの協力者として追及を受ける。ピエトロはおもちゃのピストルを片手にデパートを襲い警官に撃たれ、病院のベッドでマルコの手を握りながら死んだ。ピエトロの死を少年たちに伝えたマルコは、彼らの前で高校教師への復職任命書を破り捨て、少年院に残ることを決意するのだった。

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