「「実話を基に」の難しさ」運命の逆転 よしさんの映画レビュー(感想・評価)
「実話を基に」の難しさ
大富豪の妻を薬殺したとされる依頼人の弁護を引き受けた、法学者チームの奮闘を描く物語。
クラウス・フォン・ビューロー事件を基にした作品のようです。
法学者は勿論、その生徒を中心とする弁護チームの活躍が頼もしく、好感が持てる作品でした。
依頼者の人間性への反感、そして実際の真犯人である可能性への疑心等も上手に描かれていて、物語に深みを持たせています。
ただ、1982年に起きた実話を基にした映画。結末は決まっていますし、その中でカタルシスや意外性を求めるストーリー展開は難しかったようで、映画の評価は微妙なところです。
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