「これは名作。続編が楽しみ。」ウォール街 あんゆ~るさんの映画レビュー(感想・評価)
これは名作。続編が楽しみ。
深夜にCSで鑑賞しました。1987年作とあることから、ポンド危機より前に作られたのでしょうか。ヘッジファンドが台頭する前に作られたという意味でも、とても意義深い映画だと思います。というわけで、とても関心を引く題材で、あっという間に時間が流れました。
「貨幣」そのものが商品になり、商売になる資本主義経済の神髄が描かれています。マイケル・ダグラス演じる悪役ゲッコーが言うセリフに考えさせられる部分多々あり。彼が言うとおり、官僚主義を打破したのが貨幣であり、欲望というものは人を正しい道に導くことだってあるのです。産業革命以降、わたくしたちが受けている恩恵を忘れてはなりません。
それでもリーマンショック後、「ドーパミン経済」と揶揄された現代の金融経済は重大な転換期にさしかかっている。そんな渦中で本作を観ると、人間の欲望の善悪が単純に線引きされていることに違和感は覚えますが、金融のまさしくその現場で闘う人々の心理や生き方から色々と考えさせられました。
あくまで現代的である息子と、古き良き労働階級の生き方をつらぬくどこか社会主義的な父親の確執も見ごたえあります。これから世界はこの二人のうち、どちらの方向に向かっていくのでしょうか?
なんて考えながら、検索してたら本作の続編が21年ぶりに製作されるんですってね。死ぬほどお金を稼ぎ、様々な辛苦を経験した老いたゲッコーが、劇中でなんて言うか楽しみです。
どうもどうも。
バビエル・バルデム降板ですか。。。
なかなか渋みのある俳優で注目していただけに残念ですね。
金融はとっつきにくい分野ですが、基本を押さえれば、新聞を読むのが楽しくなります。毎日がワイドショー状態で、次から次へと色んなことが起きているものです。
ウォール街、プラトーン以外パッとしないストーン監督(「アレキサンダー」を観たとき、このおじさん終わったと思ったものです)起死回生のホームランになってほしいものです。
ちなみに、ゲッコー演じるのはカーク・ダグラスぢゃなくて息子のマイケル・ダグラスだよ(笑)。
3900番ふみました!(笑)
さてさて、もうご存知でしょうが
先日「ハビエル・バルデム『ウォール街2』を降板!」と
こちらのトップにありましたねぇ。。。
カーク・ダグラスの相手役にはうってつけ!
。。と思っていたのに、とても残念です。
まぁそれでも、キャスティングはまだわかりませんが
20年後のウォール街、オリバー・ストーン監督
そしてやっぱりダグラス氏!
興味津々できあがりを待つとしましょ♪
economist.comを聴き流しながら
ヘッジファンドからお勉強です。。。(汗)