「幼き日より慣れ親しんだ「思い出のぬいぐるみ」のような存在」ウエスト・サイド物語 pipiさんの映画レビュー(感想・評価)
幼き日より慣れ親しんだ「思い出のぬいぐるみ」のような存在
本作と「サウンドオブミュージック」が、私の中の映画原点です。
母が高校生の時に大ブームだったそうで、私が物心ついた時にはすでに、洋画劇場等でTV放映されるたびに必ず視聴して(させられて)いましたからいったい何度観たのか数え切れません。
当時、家庭にあったレコードの枚数も限られていたので、サントラは幼少期からそれこそ「擦り切れるまで聴いた」ってやつですね。(擦り切れてませんけど)
小4の頃には、英語自体はさっぱりわからないのに、お気に入りの曲はある程度歌う事が出来ました。
母の妹と結婚した叔父は、トニー役リチャード・ベイマー似で高校時代相当モテたそうですが、ジョージ・チャキリス(ベルナルド)の方がずっとカッコいいと思っていた私は、何故トニーが主演男優で人気なのかさっぱりわかりませんでした。ポスターだって思いっきりベルナルドがセンターだしねぇ。
そんな私のお気に入りは実はベルナルドではなくアイスです。
ジェッツのNo2、アイスが興奮するメンバーを落ち着かせた「cool」はもう最高。(8〜9歳の頃、一生懸命覚えた〜。歌い出しの歌詞、簡単だしねw)
5〜6歳の頃は「Tonight (Quintetの方)」が好きでした。
あれだけ違う雰囲気のメロディーが見事に重なり合い、画面の分割編集も相まって、ただひたすら「すごい。すてき。かっこいい」という思いでしたね。
幼少期の映像体験・音楽体験の原点になっているかもしれません。
マリア&トニーよりもベルナルド&アニタの方が好きなので「America」も好きでしたね。でも、この曲が本当に好きになったのは高校の頃、ポーランド分割とかプエルトリカンのスペイン植民地時代などを学んでから。移民間の確執背景を知ってから、より深く沁みるようになりました。
中学の頃、交響曲が好きだと自覚し、特にベートーベンとマーラーを聴くうちにバーンスタインばかり聴くようになりました。
そして、高校進学してから。
改めて、ウエストサイド物語がバーンスタインだと知るんですね〜(おバカですね〜)
もう、「ええええええ〜っっっ!!??」という衝撃ですw
(今みたいに、ネット検索で付随情報が簡単に入手出来る時代じゃありませんから。)
カラヤンみたいなものだと思ってましたからね〜。それがこんな、クラシックの対極にあるような(と、当時は思った)多彩なミュージカル音楽を手がけるなんて尊敬しかありません。
という訳で、子供の頃からなんとなく
「お母さんの好きな映画で、私も好きな映画」という曖昧な認識が、
高校で再度、大人視点の鑑賞眼で再認識を経て「my ベスト映画(当時)」となるのでした。
現在はベスト1落ちはしましたが、やはり一生涯ベスト10以内から下がる事はないと思われます。
人格形成期に常に身近にあった宝物のような映画作品なのであります。
おはようございます。
お久しぶりです。
私は「ウエストサイド物語」も好きですが、
「サウンド・オブ・ミュージック」
本当に好きです。映画もですが、コンサートホールで見た、
ミュージカルは、今もマイベストです。
pipiさんの原点の二つと知りとても嬉しい気持ちです。
今晩は
実は、今作は鑑賞済みと思っていたのですが、音楽しか思い出せず。
で、配信で少し見たら”観てないじゃん!”という事で慌てて配信で観た次第でございます。お恥ずかしい・・。では。新作についてもコメントさせて頂きます。
今晩は。
今作を、キチンと幼き頃からご鑑賞されていたのですね。ご両親の知的レベルが拝察出来ます。
私は、今作、恥ずかしながらの初鑑賞です。
(両親は、映画好きですがミュージカルよりヒューマンドラマを好む傾向があります。)
”中学の頃、交響曲が好きだと自覚し、特にベートーベンとマーラーを聴くうちにバーンスタインばかり聴くようになりました。”
うーむ・・。私は、中坊の頃は(今でも)、フレンチポップ(フランソワーズ・アルディとか、シャルロット・ゲーンズブールとか(今でも好き。俳優としても好きです。))や、ブリティッシュロックの王道ではなく派生バンド(キュアーとか、ウルトラボックスとかディペッシュモードとか。で30年近く経っても車内で爆音で聴いています。)が好きでして。
あ、あとスミスも好きだなあ・・。何だか、育ちの違いを感じますねえ・・。
人格形成期に聞いた音楽、体験ってとても大切ですよね。(私は、自分が若き頃聞いたロックバンドの音楽を今でも愛聴していますし、ビリー・アイリッシュのような優れた現代の一流のミュージシャンの音楽も好きです。)
御身体、ご自愛下さいね。勿論返信不要です。では。
映画ファンが集まると、どうしても『ウエストサイド物語』派と『サウンド・オブ・ミュージック』派に分かれてしまう気がします。
やっぱりアルプスの風景が好きな俺としては後者。
そんなこんなで、スピルバーグ版。
1961年版鑑賞済みだと、さらに美味しい!
早くpipiさんの感想を読みたいです。