「因縁の銃」ウィンチェスター銃'73 kossyさんの映画レビュー(感想・評価)
因縁の銃
大会の決勝でも互角の勝負で決着がつかない。最後は投げたコインを撃つというものだったが、それでもだめ。切手をぶち抜いたおかげでリンが優勝となった。ドッジ・シティに入ったら拳銃は保安官事務所に預けなきゃいけない。ここで登場した保安官はワイアット・アープ(ウィル・ギア)だ。
千挺に一丁しか生まれないという名器であるウィンチェスターを奪ったのはいいが、自分の拳銃は預けたままのダッチ。そこで山にあるライカーというバーで武器商人ラモント(ジョン・マキンタイア)と交渉するがポーカーですっからかん。止む無くウィンチェスターを売るダッチ。しかし、ラモントはインディアンに武器を売りに行くと、そこのチーフ・ヤングブル(ロック・ハドソン)にウィンチェスターを奪われ殺される・・・
今度はピアノ歌手のローラ(ウィンタース)が新恋人のスティーヴ(チャールズ・ドレイク)と新居に向うが、途中、インディアンたちに襲われる。かろうじて逃げて騎兵隊の野営地へと到着し、そこで助っ人に入ったリンとハイ・スペード(ミラード・ミッチェル)も応戦してインディアンの襲撃を乗り越える。騎兵隊の軍曹(ジェイ・フリッペン)がウィンチェスターを拾い、スティーヴにプレゼントする・・・
スティーヴは悪党のウェリコと取引するために訪れたが、彼に殺され銃を奪われる。ウェリコはローラを連れ、今度はダッチたちと合流。そこで銃をダッチに奪われる。
最後にはまたしてもリンとダッチとの対決になるが、ここまで銃を中心にストーリー展開するのも面白い。しかも銃だけではなく、ローラという女性も一緒にストーリーの環となるという面白さ。そして、リンとダッチの因縁が明かされ・・・ダッチがリンの実の兄で父親殺しのために復讐を果たすという、すごい話。