「猫責めネズミ責め」インフェルノ(1980) KinAさんの映画レビュー(感想・評価)
猫責めネズミ責め
三母神という字面も響きも好き。
冒頭、どう考えても綺麗ではない地下の深い水たまりに着衣のまま潜り目を開けられることにまず驚愕だった。
仕方ないとはいえ、いくらなんでもスカートくらい脱げばいいのに…。
案の定気持ち悪い目に合ってて笑った。
殺害シーンのバリエーションが豊富で楽しい反面、そこに至るまでの過程が同じことの繰り返し。だいぶ飽きてそのまま気絶してしまった。
ドジっ子が多すぎて辟易としてくる。迂闊に離れては駄目ね。
唐突に現れる死神のビジュアルがやる気無さすぎておかしかった。壮大なコントか。時代の違いか。
おなじみのナイフや荒技ギロチンなど、殺し方が案外ゴリゴリの力技なのが面白い。
「サスペリア」でも思ったけどオカルトなのに血液の量がめちゃくちゃ多い。濃いピンク色の。
猫責めとネズミ責めのシーンがとても好き。
観ているだけで身体がヒリヒリ痛んでくるようだった。
猫を責めるジジイも好き。小動物に愛着の無い自分でも思わず顔をしかめる描写。
何故かわからないけど麻袋に入った猫がすごく可愛いく見えた。
デリトラックの店員おじさんが最高。
新文芸坐オールナイト上映にて。
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