インナー・スペースのレビュー・感想・評価
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序盤はやや切れ味悪いが、中盤以降は波に乗って面白くなる
80年代に「スピルバーグ製作総指揮」という言葉が万能の力を持つ中、ジョー・ダンテ監督とスピルバーグという「グレムリン」コンビが生み出した画期的なSFアドベンチャーがこの作品だ。今改めて見返してみると、序盤の描き方にスマートさが欠けるような印象を受け、なかなか本題に入らないまどろっこしさも残る。本編時間が2時間と長いのも、スロースターターに陥った要因か。
しかし、その後はどうだろう。タックとジャックの心と体が入れ替わったかのように展開する関係性は極上のバディムービーであり、さらに「小さくなる」という趣向が不測の暴走を遂げていく様もあまりに楽し過ぎる。やがて勇気と冒険心を手に入れたジャックの表情は、まるでスピルバーグ作品で見かける少年たちのよう。「ミクロの決死圏」などのDNAを受け継いだ体内描写も、CGのないご時世、ILMの力を借りて陶酔すべき映像マジックとして高品質の仕上がりを見せている。
0257 メグライアン可愛いわけで
1987年公開
年末映画として楽しめる作品。
まあ、そんなことないやろを力技で笑わしてくれる
SFファンタジー。
デニスクエイドの空回りする男気と
マーティン・ショートのおどおどするサマと
間を取り持つメグライアンという図。
彼女のお腹の中で自分の息子に会ったら
そら感動すると思う。
決して後世に残る作品ではないが
当時としては印象に残る。
にしてもカウボーイって何や?
70点
初鑑賞 1987年12月8日 梅田東映パラス
パンフ購入
配給 ワーナーブラザース
騙されました
物質を極小化して動物の体内に入れるシステム。 特別新しい発想ではな...
接吻移動
呪文
何妙法蓮華経!
懐かしい
体内探検
配置転換を命じられた空軍パイロットのタックは研究施設で特殊潜行艇に乗り込んでミクロ化し、ウサギの体内に注入される実験の準備をしていた。
ところが、潜行艇のミクロ化直後に研究施設が産業スパイに襲撃されてしまう。
潜行艇の入った注射器を持った研究員は命からがら逃走するが追い詰められた末、スーパーの店員ジャックの尻に潜行艇を注入してしまう…
ミクロ化した潜行艇が人体の中に入り込むというシークエンスが物語の骨子としてあるが故に、よく「ミクロの決死圏」を引き合いに出して比べられてしまいますが、全くと言っていい程、別物です。
本作は、喜劇俳優マーティン・ショート演じる少し足りていない様にしか見えない可哀想な人物ジャックが、人体に別人格(正確には別の人間です😅)を投入され、
傍目から見て更に危ない人物に…
じゃなかった💦
薄弱な意思を打破して、変わり成長して行く物語となっているのです。
随所に「嫌味な人物」を散らすのは、ダンテお得意の手法。
一見、ジャックには優しそうに見えるスーパーの店長も、かかり付けの医者も、結局は自分の事しか考えていない。(カートゥーンで言うなれば、羊を騙す狼ですね)
頼れるのは身体の中にいるタックだけ。
ダンテのカートゥーン趣味が巧い具合に良い方へ働き、身体の中の相棒を際立たせておりました😅
殆ど声のみか、上半身しか映っていないにも拘らず、デニス・クエイドの存在感たるや、凄いものがあります😅
それだけでも一見の価値ありです🎵
また、ロブ・ボッティンによる顔面変形シーンも見応え十分‼
マーティン・ショートの顔芸と相まって、実に愉快で不思議なシーンになっておりました。
ご覧頂ければ、後々、ホラー映画で多様されるシェイク・ヘッド効果に多大なる影響を及ぼした事も理解して頂けると思います。
ワーナー発進のハリウッド大作なので、大味なのは否めませんが、肩の力を抜いて観ていられるという点においては申し分なしです⤴
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