劇場公開日 1994年12月10日

「美しくて残酷で繊細な存在」インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア Cape Godさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0美しくて残酷で繊細な存在

2013年3月3日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

知的

総合:80点
ストーリー:75
キャスト:85
演出:80
ビジュアル:85
音楽:70

 退廃的で耽美な世界にはまった。その美しく残酷で繊細な彼らの存在と行動が作り出す雰囲気が、人間の社会に異次元を作り出していた。物語自体よりも、見る側が感じるそのようなものを楽しむ作品だろうか。
 特にトム・クルーズの妖しい美しさの吸血鬼役は良かった。化粧と衣装のせいで最初はトム・クルーズだと気が付かなかった。いつもは正統派な二枚目役が多い彼だが、今回の妖艶な狂気じみた役はいつも以上に印象に残った。また最初のほうに若くて美しく優しいメイド役で少しだけ出ていたタンディ・ニュートンの、主人を気遣いながらも何か違うものを感じて怯える姿にもぞくっとする。

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Cape God