「過去と未来の交差」イングリッシュ・ペイシェント komasaさんの映画レビュー(感想・評価)
過去と未来の交差
オープニングの砂漠の上を飛ぶ複葉機。とても優雅で美しい光景に見える。しかし、最後まで見るととても悲しい光景だったことがわかる。
ストーリーは、過去と現在を行き来しながら、アズロの記憶を紐解いていく。様々な伏線を回収しながら全てが明らかにしていく流れはとてもあざやかで、心地よい。
思い出の中に還っていくアズロと、終戦後の世界に歩みだしていくハナのエンディング。対象的だが、どちらも行先は明るく見えた。
キップがハナを教会に連れていき壁画を見せるくだりは、特に印象的。
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