イン&アウトのレビュー・感想・評価
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ハートフル・コメディの傑作だ。
【2024年12月22日更新】 ゲイと言われた主人公が、ユニークな自分探しをする。バーブラ・ストライサンドや、「男らしさ」の啓発テープなど、様々なネタで、カラッと明るく笑い飛ばす。 本作の脚本家ポール・ラドニック(ゲイを公言)は、ゲイや、ゲイと結びつくイメージを、後ろ向きではなく、前向きで明るく捉えようというのが、彼のメッセージだったのかも。軽快なテンポで、展開が早く、ジェットコースター的な面白さもある。 物凄い芸達者ぶりのケヴィン・クラインと、親しみにあふれたユーモラスなヒロインを好演したジョーン・キューザック(本作でアカデミー助演女優賞ノミネート)を見るだけでも、本作の価値がある。 こんなテーマを、笑いに徹して描けたのが凄い。よくできたプロット、素晴らしい演技、よく練られた脚本で、もっと評価されてよい、ハートフル・コメディの傑作だ。
アメリカのメジャーなゲイ映画って何故かみんな最初はストレート(と自...
アメリカのメジャーなゲイ映画って何故かみんな最初はストレート(と自分で思わなかっている)かバイで最後にゲイ一本になるってのが多いけど…
カミングアウト
教え子であるキャメロン・ドレーク(ディロン)という俳優。第68回アカデミー賞授賞式でインタビューを受ける。ウーピー・ゴールドバーグも出てるが、彼女は第63回の助演女優賞受賞だ。『フォーエバー・フレンズ』も没収されるというゲイの話。そのキャメロンが主演男優賞を取ってしまう。しかし、本物そっくりに作ってあるなぁ・・・ バーブラ・ストライザンドはゲイに人気があるというネタ。かなり引っ張ってますね。これが笑える。 結婚式の宣誓でも自己暗示のせいか、意に反して「わたしはゲイ」とうっかり言ってしまう。周りで噂され、自分自身がそうじゃないかと思いこんでしまう状況をコミカルに描いていますが、現実では起こり得ないでしょう。 勇気ある行動カミング・アウト。ゲイであることを否定して終わるんじゃなくて、噂や偏見が実につまらないことだということを教えてくれる。ただ、ラストはちょっとすっきりしないかも・・・
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