「ご近所の詩人」イル・ポスティーノ La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
ご近所の詩人
南イタリアの島の郵便配達人が、チリから来た詩人にラブレターの書き方を教わり思い人に送り続けるというお話。イタリア映画らしく明るく軽やかに、最後は二人が結ばれてめでたしめでたしなのだろうと思っていたら、意外と哀切な物語になって行き、キュンッと来てしまった。
そして、この詩人というのが、チリの国民的詩人で映画『ネルーダ』でも描かれたパブロ・ネルーダである事にびっくり。彼は、一時期祖国を追われ、イタリアに滞在していたらしい。そこからこの物語が創造されたのかな。こんな詩人がご近所で暮らしていたらいいだろうな。
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