いまを生きるのレビュー・感想・評価
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Dead Poets Society
ロビン・ウィリアムズ この方主演の映画って好きなものが多いのです。
キーティングの言葉がどれも心に響いたのでメモが沢山。
10代の子供たちにも勿論、大人になっても忘れてはいけない大切なメッセージが沢山詰まっている。
"No matter what anybody tells you words and ideas can change the world."
(誰が何を言おうと言葉や理念は世の中を変えられる)
大人はわかってくれない
総合70点 ( ストーリー:70点|キャスト:75点|演出:75点|ビジュアル:70点|音楽:65点 )
最初は青臭いなとも思いながら観ていた。だが当時の東部のお坊ちゃま相手の厳格な全寮制名門校となれば、雁字搦めに規律に縛られて日常にも人生にも自由などないのだろう。彼らのやり方は現代の人々とはかなり違うが、そんな環境の中で抑圧してきた自己を解放し自分らしさを求めるきっかけを得た生徒たちが自我に目覚めていく過程は瑞々しさがあった。そして社会の価値観と制度の中に潰されていく彼らの、自殺という一つの大きな反抗と机の上に乗るというささやかな反抗もまたやるせなさと同時に彼らの成長が見て取れた。
生徒たちも何も知らないままならばそれで良かったのかもしれない。少なくとも若き命が消えることはなかったのだろう。しかし一度目覚めた生徒たちを元の状態のように黙らせたままでいるのは所詮は無理なこと。新しい風を吹き込んだロビン・ウィリアムズ演じるキーティング教師は、閉鎖的な古い体質のこの学校の校風には合っていなかったのだろうとは思うし、そこが不幸ではあった。だが長い目で見れば一部の生徒たちの人生を変えるほどの大きな存在になっていると願いたいし、これを乗り越え大きな糧にしてさらに成長してほしいと思った。
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