「優等生版ごくせんみたいな」いまを生きる まままさんの映画レビュー(感想・評価)
優等生版ごくせんみたいな
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こり固まった規律の進学校や、支配力強めな父親。
それと真逆の性質を備えた、型破りな教師。
ロビンウィリアムズが唱える詩による自由主義は、あまりに極端で、胡散臭くて、いやいや現実ではその年代の男子に刺さらないでしょーとなる。
教科書を破り捨てさせたり、心の内を吐露させたり。
型の破り方以前にまずは型を教えろよーとなりはするが、そこはご愛嬌。
そんなこんなで前半は無難に進む。なんか学園ものの連ドラを見せられているくらいの軽いノリ。
芝居好きの少年が自殺するところをきっかけに話はクライマックスへ進む。
少年に自身のやりたいことを自覚させて芝居への想いを煽ったことは、医学部進学を薦める父とのズレを生み、彼を自殺に追い込んだことになるのかどうか。
先生に罪はあるのか。
生徒が署名を迫られて、先生に罪を着せる。
それに罪悪感を感じて、皆で机に立って先生に、オーキャプテン!
やや臭いが、印象的なシーン。
ごくせんで、やんくみが生徒を守るために暴力を働いて学校を辞めさせられるのを、生徒たちが悲しむシーンを思い出した。
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