「ラスト感涙」いまを生きる りかさんの映画レビュー(感想・評価)
ラスト感涙
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国は違っても、私立の名門校となれば、
よく似たものか、良くも悪くも。
キーティング教師、OBだけれど、在学時から
馴染めていなかったのでは、と思う。
校長が言っている。
「大学に進学さえすればいいんだ。」
大学の予備校化しているから、
心情を膨らませ感情を昂らせ気持ちのままに、
唱えてみよう、なんて
古い頭の教師集団が生き生きした指導する筈ない。
若さ溢れる男の子たち、辛抱できるかな?
イヤイヤ、将来を考えている子は、
わき目も振らず教師の言うこと聞いて
勉強に励むのだろう。
キーティング教師に担任された子たちは、
どうだっただろう。
「今を生きろ、死ぬ運命だからだ。」
「発見があれば何でも詩になる。平凡を纏うな。」
「白い目で見られても拒絶されても自分の信じる道を
進むのだ。」
と言われた生徒が次第に馴染んでいくのはごく自然。
ある者ニールは、言いなりだった父の指図に逆らい
役者の道を目指す。
またある者ノックスは、好きな女の子に告白しようとする。
またある者チャーリーは、キーティング教師が昔開いていた『死せる詩人の会』を復活させ女子も加え秘密の場所で活動し始める。
だが、悲劇が起こり、キーティング教師は、
学校を退職させられる。
納得いかないのは、家族の問題の責任を親自身が負うどころか、学校の担任の責任にすり替えて来たことである。生徒の希望に沿う指導のどこが悪いのか⁉️
親と噛み合わなければとことん話し合い
いろんな点を見据えて子供の将来を考えてやるべき
ではないか。親の反省も無く一方的な態度に驚きもし、
また迎合する私立学校にもやはりとは思いつつ、
驚いた。
ただ、ラスト、生徒たちがいい。
やはり心の繋がりがあると感じられ、ほっとした。
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