劇場公開日 1990年3月17日

「思想や哲学の価値とは?」いまを生きる tさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0思想や哲学の価値とは?

tさん
2018年9月22日
PCから投稿

知的

幸せ

dvdにて。wowow映画塾で解説を聞いて観たくなったので鑑賞。
原題はdead poets society。
学園ものですが、これは哲学映画だ。若い人は見るべき。俺はオッサンだ。オッサンになるとこの映画の主張は痛いほどわかるが、今更この映画を観ても遅かった(笑)。

「詩で金は稼げないが、詩は生きる糧となる」
正にその通り。金だけでは人間は生きられない(そう言うことは金持ちになってから言え笑)。現代を生きる多くの人は思想だの宗教を馬鹿にするが(その割には自己啓発本とか読んで悦に浸ってるから馬鹿だ・・・いや。まぁそれはともかくとして・・・)。しかし、金も地位も名声もなくなった中、我々を救ってくれるものこそ、思想であり哲学なのである。そう言う意味で、哲学や思想は生きる術なのである。クソ自己啓発本は金を稼ぐ術を教えてくれるが、生きる術は教えてくれない(どんだけ自己啓発本嫌いなんだよ)。

思想や哲学の価値を、現代人に説いている映画でした。

t