いぬ(1963)のレビュー・感想・評価
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フィルム・ノワール
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doulosとは帽子のこと。警察などで使われると、隠語で“密告者”の意味になる。前置きからはシリアンが“いぬ”なのかどうか、モーリスが疑うところがテーマなのだろう。しかし、会話に出てくる登場人物、地名、噂話が多過ぎて、人物関係がさっぱり掴めない。深く考えずに、シリアンとモーリスを中心に映像で楽しめばいいのだろう。
意外な人物が“いぬ”だった。それならそれで、途中の話をややこしくしないでくれ・・・ただでさえわかりにくいのに。で、やっぱり男の友情は大切ってことですね。
強烈なまでの白と黒の陰影が明かにフィルム・ノワールの特徴をしめしているのだが、代表作のなかにこの『いぬ』は入ってないようだ。
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