劇場公開日 2017年12月23日

「ナンセンスは爆発だ。」アンダルシアの犬 マサシさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5ナンセンスは爆発だ。

2023年3月6日
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マサシ
Gustavさんのコメント
2023年3月13日

共感ありがとうございます。

映画は他の芸術より歴史が浅くまだ100年一寸ですね。1910年頃、リッチョット・カニュードという人が映画を第7芸術と称して、作家や画家といった芸術家が参加した実験映画が盛んになったようです。日本では、川端康成の原作脚本、衣笠貞之助が監督した「狂った一頁」(1926年)が有名ですね。(個人的にはあまり感銘は受けませんでしたが)しかし、今日映画を純粋に芸術と捉える人はあまり居ませんし、科学技術の発達と共に娯楽産業の特徴を大きくしています。
それでも映画は、音楽に近いと思います。脚本があって絵を媒体にする意味では文学と絵画に通じますが、一番の特徴は時間の制限があることです。音楽のメロディが感情表現、リズムが演出タッチ、ハーモニーがドラマの厚みと劇的さに合致すると思います。
私は20代の頃映画から音楽に浮気してしまいました。チャップリンとフォードが映画の神様なら、私にとってモーツァルトとベートーヴェンが音楽の神様ですね。マーラーもブルックナーも大好き、ブラームス、シューマン、メンデルスゾーン、プロコフィエフも大好きですが、ひとりに絞れば、やっぱりモーツァルトです。18世紀の最高の天才と崇拝します。故に最高の芸術は音楽と思います。

Gustav
じゃいさんのコメント
2023年3月8日

コメントありがとうございました! そうですよね、考えてみるとこれって大恐慌前夜の「あだ花」みたいな映画なんですよね……。20年代とか、60年代とかって、今よりよほどぶっ飛んでるくらいの「前衛」が、美術でも映画でも音楽でも時代を切り裂いてて、結構後から知るとたまげます。

じゃい