アンネの日記(1959)のレビュー・感想・評価
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親愛なるキティーへ 実は。
親愛なるキティーへ
原作とは違いますね。
しかし、映画の方がかなり現実的なのかもしれません。
『アンネの日記』は『隠れ家』が原題の様で、映画ではその閉塞感がよく伝わったと思います。
辛辣な争いもきちんと表現していて、原作には絶対に無い瞬間まで、矛盾なく描いていると思います。
ただ、そう思うと、感動には程遠い気持が残ってしまいました。
どんな、性別、人種、民族、階層であっても、人を殺す事は駄目です。そう云う行為を無くすように、行動しなければ駄目だと思います。それでも駄目なら、ひたすら逃げるか、戦う以外に無いと思います。その戦いは『自分が生きる』為だけに許されると思います。
僕は戦う勇気が無いので、ひたすら逃げます。
そんな時代が来なければ良いのですが。
僕は日本が好きですが、日本国の為には絶対に死にたくありません。ごめんなさい。弱虫なので。
追伸
親愛なるキティー 実はキスしちゃいました。
父の想い
希望を捨てず、懸命に生きる少女アンネ・フランクをミリー・パーキンスが演じる。真っ直ぐに見つめる眼差しが健気で切ない。
隠れ家で生活を共にする皆を、常に冷静さを保ち、大きな愛で包み護ろうとするアンネの父オットーの姿が印象的でした。
存在を隠し生活を続ける中、階下での物音に怯え、迫る国家秘密警察の恐怖に息を潜める様がリアルで、空爆により壊された天窓から唯一眺められる空を見上げる彼らの姿が切ない。
ーお前の心を閉じ込める壁や鍵や錠は無い
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
本当は、悲しい物語なのに、違和感多くて、感情移入が出来ない残念な映画
1.小説(アンネの日記)や、現在知られている事実とズレが多くて、違和感がある
2.食糧難なのに、ファンダーンは、数か月後でも100㎏超に見える
その他の人物も痩せてない → すこし違和感
3.服装も違和感、1944.8.4の時、スーツ姿とか、外出着みたいな服装に違和感
4.ファンダーンは、パンを盗んで「隠れ家から出ていけ」と言われたが
小説に載ってない → 違和感あり
5.芋の大きさの件で、大人2人が口論
これも小説に載ってない → 違和感あり
6.日記帳の件、アンネは隠れ家に持って行ったし、最終記述は1944.8.1、
逮捕当日の1944.8.4ではない → 違和感あり
7.逮捕当日の8人が1室にいた件、 ゲシュタポ等が大きな音で叩き、
大声の後、隠れ家に入って来るのに違和感あり
→ 実際は、静かに入って来て、エーディト、隣室でマルゴット+アンネ、
4階でファンダーン夫妻+プフェファー、
ペーターの部屋でペーター+オットーの順で発見された
8.ただ、少し説明すれば、アンネ達8人を逮捕した男、
カール・ヨーゼフ・ジルバーバウアーが判明したのが1963.10.4
→ 映画は1959.3月公開(米)なので、詳しい事情は未判明だった
→ 想像で撮影したのも、少しは判る
→ だが、オットーには聞けたはず
9.他は省略するが、全体的には合ってるが、細部で多数の違和感あり
映画の評価は、星3つ
→ もっと、違和感の少ない、事実に近い映画を観たい
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