アンネの日記(1959)のレビュー・感想・評価
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長尺と幼き時に読んだその恐怖のトラウマで今まで敬遠してました。 や...
長尺と幼き時に読んだその恐怖のトラウマで今まで敬遠してました。
やっぱり怖いし、悲しい。彼女たちがいったい何をしたというのか、青春、いや命まで取られなければならなかったその理由は。
日記に従って忠実に上手に描写してると思います。戦争はやっぱりダメだ。全ての人が見るべき。
170分版を鑑賞
親愛なるキティーへ 実は。
親愛なるキティーへ
原作とは違いますね。
しかし、映画の方がかなり現実的なのかもしれません。
『アンネの日記』は『隠れ家』が原題の様で、映画ではその閉塞感がよく伝わったと思います。
辛辣な争いもきちんと表現していて、原作には絶対に無い瞬間まで、矛盾なく描いていると思います。
ただ、そう思うと、感動には程遠い気持が残ってしまいました。
どんな、性別、人種、民族、階層であっても、人を殺す事は駄目です。そう云う行為を無くすように、行動しなければ駄目だと思います。それでも駄目なら、ひたすら逃げるか、戦う以外に無いと思います。その戦いは『自分が生きる』為だけに許されると思います。
僕は戦う勇気が無いので、ひたすら逃げます。
そんな時代が来なければ良いのですが。
僕は日本が好きですが、日本国の為には絶対に死にたくありません。ごめんなさい。弱虫なので。
追伸
親愛なるキティー 実はキスしちゃいました。
追体験的感覚の息苦しい重苦しい観賞に…
「陽のあたる場所」「シェーン」「ジャイアンツ」のジョージ・スティーブンス監督の
代表的作品の1本だったが、
これまで観る機会は無かった。
狭い空間に4家族が息を潜めて
2年間も暮らしていたなんて想像を絶するが、
3時間近い上映時間は、あたかも
自分も同じ追体験を強いられたかのような
気にまでさせられる、
なんとも息苦しい重苦しい観賞になった。
中盤でのアンネの
「若い私達は大人と違ってこれからなの」
との台詞は、環境問題での
グレタ・トゥーベリさんらの活動を
思い出させられ、
大人と子供の将来への危機意識の違いは
昔も今も変わっていないのだろうかと
考えさせられる。
また、父の影響と小さな恋心等から
アンネの成長が徐々に描かれるが、
その成就が理不尽にも断ち切られる
彼女の運命を思うと心痛むばかりだった。
我々は彼女の運命を知っている上で
この作品を観賞している。
だからこそエンディングとしては、
父が強制収容所から生還してアンネの日記に
触れる後日談は冒頭だけで終え、
ペーターと共に希望を胸に抱いて
空を見上げるシーンで終わっていた方が、
より強く彼女の運命の余韻に浸れて
良かったのではないかと思うのは
私だけだろうか。
もっと悲惨な家族もいたのだろう。
ものすごく悲惨で、愚かしい出来事なのだが、今現在の豊かで平和な日本で観ていると、
中々感情移入は難しい。
屋根裏部屋で、息を潜めて二年間の生活。昔本でも読んだが、映像の方が
リアルに感じられる。
少し生まれた時期や場所がずれただけで恐ろしいほどの環境の違いがある。
せめて自分は、先の大戦で命を落とした方々に思いを馳せ、
平和が少しでも長く続くよう祈りことしかできない。
父の想い
希望を捨てず、懸命に生きる少女アンネ・フランクをミリー・パーキンスが演じる。真っ直ぐに見つめる眼差しが健気で切ない。
隠れ家で生活を共にする皆を、常に冷静さを保ち、大きな愛で包み護ろうとするアンネの父オットーの姿が印象的でした。
存在を隠し生活を続ける中、階下での物音に怯え、迫る国家秘密警察の恐怖に息を潜める様がリアルで、空爆により壊された天窓から唯一眺められる空を見上げる彼らの姿が切ない。
ーお前の心を閉じ込める壁や鍵や錠は無い
NHK-BSを録画にて鑑賞 (字幕版)
Xデーが迫り来る恐怖
ミリーパーキンス扮するユダヤ人アンネフランクの日記は残され父親に渡された 。1942年7月9日から13歳の日記は始まっていた。オランダの隠れ部屋に一家で入り音を立てない様に気をつけた。最初は戦争が終わるまで我慢すればいいと思っていた。まだ無邪気な中学生。ストレスがたまり閉じ込められる事に閉口していた。夜泥棒が入っても恐怖におびえた。アンネは父親に救いを求めた。爆撃音もどんどん迫って家が崩れた。でも逃げ出す訳にはいかなかった。Xデーが迫り来る恐怖。この悲惨さはたまらんね。
平和授業として学校で見た
特殊な状況で、全校生徒が一斉に集まり、講堂で上映された平和授業だったと思う。主演の少女が松島トモ子さんに似ていたので、そのことをひとり言のようにつぶやいたら、周囲から失笑が漏れ、ひんしゅくを買ったので、映画どころではない気持ちになったことが苦い思い出です。作品を鑑賞するという環境ではなかったので、映画としてどうだったかは正直印象に残っていません。
2018.1.3
本当は、悲しい物語なのに、違和感多くて、感情移入が出来ない残念な映画
1.小説(アンネの日記)や、現在知られている事実とズレが多くて、違和感がある
2.食糧難なのに、ファンダーンは、数か月後でも100㎏超に見える
その他の人物も痩せてない → すこし違和感
3.服装も違和感、1944.8.4の時、スーツ姿とか、外出着みたいな服装に違和感
4.ファンダーンは、パンを盗んで「隠れ家から出ていけ」と言われたが
小説に載ってない → 違和感あり
5.芋の大きさの件で、大人2人が口論
これも小説に載ってない → 違和感あり
6.日記帳の件、アンネは隠れ家に持って行ったし、最終記述は1944.8.1、
逮捕当日の1944.8.4ではない → 違和感あり
7.逮捕当日の8人が1室にいた件、 ゲシュタポ等が大きな音で叩き、
大声の後、隠れ家に入って来るのに違和感あり
→ 実際は、静かに入って来て、エーディト、隣室でマルゴット+アンネ、
4階でファンダーン夫妻+プフェファー、
ペーターの部屋でペーター+オットーの順で発見された
8.ただ、少し説明すれば、アンネ達8人を逮捕した男、
カール・ヨーゼフ・ジルバーバウアーが判明したのが1963.10.4
→ 映画は1959.3月公開(米)なので、詳しい事情は未判明だった
→ 想像で撮影したのも、少しは判る
→ だが、オットーには聞けたはず
9.他は省略するが、全体的には合ってるが、細部で多数の違和感あり
映画の評価は、星3つ
→ もっと、違和感の少ない、事実に近い映画を観たい
屋根裏部屋
殆どの撮影が屋根裏部屋で、あたかも劇場で演劇でも観ているような感じ。
あの狭い屋根裏部屋で2年以上もの間8人で身を隠し、そんな中でも思春期のアンネは人の良心を信じ恋もしたり。
主演の子もとても魅力的でした。
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