劇場公開日 2000年5月13日

「【”自由を求めて・・。”ある一家に購入されたロボットが、その係累と二百年に亘り触れあう中で人間に成りたい夢を叶えるファンタジックヒューマンストーリー。】」アンドリューNDR114 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0【”自由を求めて・・。”ある一家に購入されたロボットが、その係累と二百年に亘り触れあう中で人間に成りたい夢を叶えるファンタジックヒューマンストーリー。】

2025年2月22日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

泣ける

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幸せ

■リチャード(サム・ニール)に購入された家事用ロボット・NDR114号は、アンドリュー・マーティン(ロビン・ウィリアムズ)と名づけられ、幼いリトル・ミス達リチャード家の人達と三世代に亘り、一緒に過ごしながら人間について学び続けた。
 やがてリトル・ミスは成長し、結婚して、その後彼女とソックリの孫ポーシャ(エンベス・デイヴィッツ)が生まれた。
 アンドリューは成長したリトル・ミスが大好きだったが、彼女とソックリの孫ポーシャを見て、人間になりたいと願うようになる。

◆感想<Caution!内容に触れています。>

・前半は、ロビン・ウィリアムズに何となく似たロボット、アンドリュー・マーティンの表情が、ドンドン人間ぽくなって行く様と、ユニークな言動が可笑しい。
 それにしても、あの映像どうやって撮影したのかな。

・中盤は、アンドリュー・マーティンが様々な家事用ロボット・NDRを訪ね、陽気な女性型のガラテアと、彼女の主人でアンドロイドの研究者ルパート・バーンズと会い、自分の想いを徐々に実現させていく様が、面白いし、人間とロボットとの差を考えさせられる展開も、とても良い。

・後半は、アンドリュー・マーティンが全てを人間仕様にし、愛するポーシャと最期を迎える様が描かれるが、この辺りは哲学的でもある。

<今作は、人間になりたいと願うロボットが200年の間、ある一家の係累と関わる中で、人間になり、幸せそうな顔で死んでいく様を描いたヒューマンストーリーである。>

NOBU