アンカーウーマンのレビュー・感想・評価
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シンデレラストーリー
こういうストーリー、見てて安心。ラストはちょっと残念だったけど、ミシェル・ファイファー、よかったな。彼女の出演作品のなかでも一番かも。
大きく3部構成になっているが、真ん中のラブストーリが間延び感があった。前後のテンポが良かったので、ちょっとね。第一部のレッドフォードのまなざしは完全にお父さんだったし、ロマンスは違うなと。
殆ど少女マンガの世界。レッドフォードは遠目では50を過ぎているとは...
殆ど少女マンガの世界。レッドフォードは遠目では50を過ぎているとは見えない若さと男前ぶり。でもラブシーンでは年齢が出てしまった。
Because you loved me
セリーナディオンの名曲と共に記憶に残る作品。画面に映えて当然のミシェルファイファーの美しさ。ロバートレッドフォードは年老いたと言えども、このロマンスを良く支えている。
女性の社会的活躍を男が下支えする。しかも恋愛関係が前提にくる。このストーリー自体は現在では古くさく、今では保守層受けするものかもしれない。既に20年前の作品。時代は割り引く必要はある。逆に見守る男の方が活躍する女性に動機づけられる展開が見られたり、ただの憧れからプロ意識へとステップアップする主人公を描いたことは、単なる男目線から一歩前進を志向しているようにも思える。
M・ファイファーの美をひたすら堪能するのみ。それ以外はほぼ益なし。...
M・ファイファーの美をひたすら堪能するのみ。それ以外はほぼ益なし。R・レッドフォードは超男前なのだが、齢60、さすがに美全盛のファイファーとの恋愛はきつすぎ。
話があまり面白くなく、ラストもそうきたかのありきたり。エンディング曲は良かった。
しかしファイファーの美しさといったら…もはやこの世のものとは思えず。彼女のイメージビデオと思いましよう(笑)
ブッシュに取材
可愛いけど、わざとらしいほどのドジな演技のミシェル・ファイファー。レッドフォードはブッシュに取材したり、湾岸戦争でも取材したりした有能なアンカーマン。やあり・・・という感じで恋愛劇となってしまったが、終盤での刑務所リポートが一気に面白くなる。暴動現場の生々しさと同時に死をも覚悟したリポート。警察が突入した後の虚しさと、刑務所のあり方を問う姿。ロバート・レッドフォードも思わず感動してしまう。
しかし、前半がつまらなすぎた。だらだらした恋愛部分は思いきってカットすべきでしょう。レッドフォードが最後にパナマへ行くと言った段階で予想できちゃうし・・・
つい最近、夫が教えてくれました。
映画「アンカーウーマン」(ジョン・アヴネット監督)から。
作品冒頭に「報道の人間が忘れてならないのは、
事実をありのままに語ることです」というテロップが流れる。
これは、キーワードとなるフレーズだな、とメモしたところ、
案の定、ラストシーンでも使われた。
だが、ハッピィエンドでなかったので私としては辛かった。(涙)
小さなローカル局から、アメリカ全国ネットのテレビ局の
アンカーウーマンまで上りつめた主人公の彼女を支え続けた考え方、
それは「事実を語ること」。
政治の世界から犯罪現場まで、どんな突撃レポートであっても、
それは変わらない姿勢であった。
しかし、その考え方は、最初に採用された時のプロデューサー、
(のちに「夫」になる)の考え方でもあり、知らず知らずに教え込まれた
「報道の基本」であった気がする。
そしてラストシーン、事実を語るために訪れた取材先で死亡した夫を
彼女が思い出しながら、関係者の前で力強くスピーチする。
「私の役目は一つだけ。事実を語ることです」と前置きして、
「つい最近、夫が教えてくれました」と。
夫の死を悲しんでいるばかりではいけない、愛した彼が教えてくれた
「事実を語ること」をこれからも仕事の姿勢として貫いていきます、
そんな決意にも感じられた。
悲しいはずなのに、なぜか涙より拍手をしたくなった作品である。
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