「コレで泣ける大人でありたい。」アルマゲドン シキさんの映画レビュー(感想・評価)
コレで泣ける大人でありたい。
初めて劇場で見たのが、確か小学5年生の頃。
ガキのクセに、しかも友達同士初めて子供だけで見に行った映画館で、ハンカチが役に立たないくらいボロッボロ泣いて見た思い出。
あれからうん十年。
DVDを買い既にキャラクターの台詞を諳んじれる程見まくったにもかかわらず、未だに初めて見た時と全く同じ箇所で泣ける。
よくご都合主義とか、B級とか、突っ込みどころ満載とか。
そーゆう批判を目にするけど、逆にこの手の映画にリアリティ追及したらスピード感なんてあったもんじゃなくなるし、ガチでリアルな奴にしたら絶対3時間じゃ収まらない。
それに、この映画の主題は地球を救うって所じゃなく、最愛の人間をどうやって守るかって事にあると思う。
だからその他の所は、まぁイイかって思える。
だってエアロスミスが流れ出したら問答無用で泣けるもん、…主題歌が良い仕事し過ぎなのは否定しないけど。笑
特に大好きなのが、核弾頭が遠隔起動出来なくなって、誰か一人残らなきゃ→色々言い合いつつ恨みっこなしでくじ引こうぜ→A.J当確!の後。
シャトルから地上に降りるリフトの中で、グレースに愛してるって伝えてくれって言ってたら、後ろからハリーが宇宙服内部の空気の弁?か何かを引っこ抜いて息出来なくさせた内に自分が代わりに地上に降りる所。
「息子のように愛してた」って。
その台詞で、グレースの彼氏としては反対しててもずっとA.Jを愛してたんだなって、だからもういっこのシャトルのリーダーにも任命したし、きっと無事に帰ったら二人の交際を許してやるつもりだったんだろうなって。
そう考えたらもう、ぶっちゃけこれ書いてるだけでも涙が…笑
最後の最後で素直になる何処までもズルいハリーに泣かされっぱなし。
で、その後起動する前にアルマジロん中で地球にいるグレースと最後の会話をして。
そん時のグレースとの会話も、ハリーが最期目を閉じたらグレースの目を閉じるとこと重なっていくシーンも、シャトルが帰還した時にシャープ大佐がグレースに握手を求めた所も。
昔から変わらない、大好きなシーンばっかり。
これを見て泣けなくなる大人にはなりたくないな。
ガキくさいとか甘っちょろいとか言われても、これで泣ける単純な自分でイイと思う。
間違いなく自分至上最高の映画。
素晴らしい文章です!
文章読んでて泣きそうになりました!ほんとそう!
舞台が、たまたま宇宙なだけなんですよ!
大事なのはそこじゃない!
もちろん映画でも何でも
万人受けするのは無理なんだけど
自分もこれで
素直に泣ける自分でありたい!
ひねくれるくらいなら
単純明快バカでいい!言いたいこと全部言ってくれてありがとう!