「何度観ても泣いてしまう超大作」アルマゲドン しゅうへいさんの映画レビュー(感想・評価)
何度観ても泣いてしまう超大作
DVDで8回目の鑑賞(吹替)。
初めて観たのは小学1年生だったかと思う。「ゴールデンシアター」での地上波初放送であった。多少はカットされているものの未公開シーンを追加した「特別編」で、CMを入れて3時間以上の放送時間だったような気がする。当時話題になっていたし、家族揃ってお茶の間で鑑賞したことを覚えている。
「ダイ・ハード」シリーズでの血まみれ傷だらけのイメージしか無かったブルース・ウィリスの印象が、本作を観てがらりと変わった。汗まみれにはなっていたが、マクレーンみたいなヒーローとは違い、不器用ながら娘を愛する普通の父親を演じていたため、幼心に役者とはこう云うことなんだなと感じた。
宇宙空間のスペクタクルに息を呑み、命がけでミッションを遂行する男たちにシビれた。ラストシーンがとても切なく、泣いた。おそらく私が初めて観た「主人公が死んでしまう映画」だ。エアロスミスの主題歌も壮大で印象に残る。深い感動が心に刻みつけられ、お気に入り映画のひとつになった。
[余談1]
よくよく考える…までもなく、ご都合主義、あり得ない展開の連続、感情描写の矛盾など、あげつらおうと思えばいくらでもある。しかしそんなことは「どうでもいい」と、すっかり忘れさせてくれるパワーを持っている。
[余談2]
マイケル・ベイ監督の名前は本作のおかげで、しっかり頭に刻みつけられた。後に「パール・ハーバー」や「バッドボーイズ」シリーズも撮っていると知って、驚いた。
「トランスフォーマー」シリーズが好きなのもマイケル・ベイが監督なのが大いに影響している。とてつもない迫力と感動のヒューマンドラマをつくった手腕が本当にすごい。
[以降の鑑賞記録]
2023/03/17:金曜ロードショー
2025/05/28:Amazon Prime Video(吹替)
※修正(2025/05/28)