アラジン(1992)のレビュー・感想・評価
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『ある街角の物語』の『蛾』
実写版のアラジンとストーリー展開は一緒。
悪者の肩の上に乗るオウムは手塚先生の『ある街角の物語』の『蛾』をリスペクトしているのかなぁ?
古い名作
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ある国の大臣が王の座を奪おうと、魔法のランプを欲しがる。
そしてアラジンを利用してランプをゲット後、アラジンを殺そうとする。
しかしアラジンのペットがランプを盗み返していた。
アラジンはかつて王女と知り合って好きになっていたが、
王女と結婚するには王子の資格が必要だった。
なのでランプの精に言って、王子にしてもらった。
こうして謁見するが、王女は勝手に結婚相手を決められるのを拒否。
しかしアラジンが魔法のじゅうたんに乗せてあげたことで、
急にアラジンを好きになって結婚目前まで行く。
ここで大臣がランプを奪って強引に王女と結婚しようとする。
さらに自らを最強の魔法使いとし、アラジンに襲い掛かる。
しかしランプの精の方がお前よりスゴいとアラジンに挑発され、
最後の願いで自分をランプの精にした。
これにより、自らランプに閉じ込められるハメに。アホや。
アラジンは王女と結婚したくて、自分を再度王子にしたかった。
が、最後の願いとしてランプの精を解放してあげる事を選んだ。
しかし王が法律を変えて、王子でなくても結婚できるルールとなり、
ハッピーエンド。
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まあ名作と言われるだけあっておもしろかった。
でも強引なところは多々あったけどね。
ランプを取りに行ける資格を持つのが何故かアラジンだけやったりとか、
何故か魔法のじゅうたんがアラジンだけになつきまくりやったり、
それのおかげで王女が急にアラジンになびいたり。
それって身分こそは低いが、アラジンもまた生まれながらにしての
「選ばれし者」やったわけで、大逆転でも何でもないって事やん。
その他諸々あったが、まあそれはええか。ファンタジーものやし。
Do you trust me? 意外と面白かった!
今まであまりディズニーアニメと縁のない人生を送っていたのですが、今度実写化されるという事で視聴しました。嘘か真か、実写化にあたりアニメの脚本家には全くお金が払われなかったという噂で、実写とアニメがどれぐらい似ているのか逆に興味が湧きまして。本作の公開当時は実写化する予定もなく、実写の分は契約に含まれてなかったので支払わなかったそうなのですが・・・真相はいかに?
といったビジネスの話は置いといて
、本作意外に面白かったです!話はかなり王道なのですが、起承転結がしっかりしていて、ディズニーってストーリーテリング上手いんだなっと改めて感心しました。
またキャラクター作りも上手いんですよね。アブーやジーニー等主人公じゃないキャラクターもしっかり血が通っています。大事。こういうのとても大事。
そして何と言っても魔法のじゅうたん!メチャメチャ有能で動きが愛らしい。普通に空を飛んでいたのですが、あのスピードって良く考えると恐ろしく速いですよね。アラビア半島からエジプトまでならまだしも、そこからギリシャに飛んで最後には・・・中国!?
アラビアンナイトの成立が8世紀と言われてて、当時の中国は唐だったので首都は長安。仮に長安まで行ったとして、サウジアラビアのメッカから中国の長安(今の西安)まで約6,800km。例えば日本の最北端宗谷岬から九州鹿児島の最南端の佐多岬まで約2,700kmということを参考にしても、あのじゅうたんはとんでもない速さで飛んでた事になります。まぁ、時間と場所の明記がなかったので仮定の話になのですが、じゅうたん君が有能なのは間違いありません。1枚欲しい!
じゅうたん君の詳しい考察「空想科学読本」あたりで詳しくやってないかな?
アラジンのどこが原石?
昔から、嘘は嘘だと思ってしまい、また王女も世間知らずすぎて簡単に人について行ってしまうところが理解できなかった。王様も腑抜けだし、ジャファーは極悪で。
久々に見てみて、やはり泥棒は泥棒だし、抱く印象は変わらないのだが、ジーニーがとにかく面白い。
ジーニーがアラジンに寄り添い、助言もする共感力の高さが素晴らしい。
そんなジーニーを自由にすると良いながら、王子であるという嘘に嘘を重ねるために、自由にはできないと傲慢にジーニーとアブーに接するアラジン。
途端にジャファーにより事態は悪化する。
世界一の魔法使いなら、ジャファーはジーニーに頼んで願い事を使わなくても色々と自力でなんとかできるのでは?と思うのだが、ジーニーとアラジンとジャスミンとアブーが協力して機転をきかし、ジャファーを退治。
次にランプをこする人が心底現れないで欲しい。
whole new worldでたくさんの鳥と飛ぶシーンが素敵。現代では、飛行機からでも流れ星は間近でみられるし、まして絨毯も誰のものかわからない物。泥棒と結婚するほどの根拠にはならない気がするが、外の空気を思いっきり吸って外の世界を見て外の風を浴びて、開放感を味わえた事はジャスミンにとってとても大きな事だったのだろう。一度きりの絨毯旅行を思い出に、結婚後も仲良く、平和に楽しく、公務にも励まれてほしい。
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