雨の朝巴里に死すのレビュー・感想・評価
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エリザベス・テーラーが美しかったけれど…
フィッツジェラルドの原作ということで興味を持った。
エリザベス・テーラーが美しかったこと!
それはよかったけれど、映画全体としては古さに加えてメリハリがなく退屈だった。
時の流れと数え切れない日常の些細な積み重ね。そういうものが人を少しずつ変え人生の色合いは変化していく…
この映画の単調な作り方は、そういったニュアンスを意図したもの?だとしても、映画を鑑賞する立場の方には、一つ一つを丁寧に共有する余裕なんてないのだわ。映画って、所詮コンパクトにまとめたものを偽体験するものでは?どうせそこから抜け出せないなら、もっと効果的に完結にまとめてほしい。
ということで、眠りそうになりながら見てしまったけれど、見終わってみれば、『華麗なるギャツビー』にも感じる人生の味わいのようなものはやはり心に残る。
原作の力ということかな、と思った。
前半は退屈だが、後半は面白い 及び、エリザベス・テイラーは美人
あらすじ
1=35分までは、会話ばかりで面白くない
→ 笑う会話でもないので、観てて退屈
2=35分、娘が誕生し、夫婦(夫:チャールズ+妻:ヘレン)に動きが出始める
3=59分、テキサスの土地から石油が出て、生活に余裕
4=チャールズが、結婚4回目の美人と仲良しになり、
ヘレンもテニス男と仲良しになる
5=ヘレンは、雨の朝、傘もなく、タクシーを捕まえられず、濡れて帰宅
病院で死亡(肺炎?)
6=チャールズは、娘を義姉に預けた
7=チャールズは、娘を返して貰いに行く
最初は義姉に拒否されたが、最後には娘を返してもらう
ハッピーエンドで良かった
→ 35分まで=星2つ、 35~90分=星3つ、 90~116分=星4つ
→ 平均したら低いが、一番、良いところで評価した
良かったのは子役の女の子が別格に可愛いことぐらい
うーん、ちいと残念な映画でした
エリザベス・テイラーが主演の映画のはずですが、彼女が死んでからの方が面白いなんてのはどうなんでしょうか
実際の主演はヴァン・ジョンソンという男優で、大して男前でもない容姿の人物がぐだぐだくだ巻いてエリザベス・テイラーを泣かせるのを延々とみせられてもホントつまらないだけです
ストーリーも陳腐
良かったのは子役の女の子が別格に可愛いことぐらい
エリザベス・テイラーの美貌を愛でて、パリの雰囲気を味わう観光映画に徹した方が良かったのではないでしょうか
パリやモナコのロケもあるにはありますが、申し訳程度で大したことないスタジオセットのシーンばかりでこれもがっかりです
007で後年ブレイクする若きロジャー・ムーアがプレイボーイ役でエリザベス・テイラーを口説くシーンがあるのは話のネタにはなると思います
それくらいしか本作を観る意義も意味も見つけられませんでした
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