劇場公開日 1985年2月

アマデウスのレビュー・感想・評価

全60件中、1~20件目を表示

5.0素晴らしきモーツァルトの時代

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館
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猿田猿太郎

4.0モーツァルトとサリエリを描いた貴重な作品

2024年4月21日
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鑑賞方法:DVD/BD

知的

天才モーツァルトの生涯を宮廷楽長サリエリを通して描かれた作品。
いつの世も天才の挙動は凡人には理解できないものだが、18世紀ヨーロッパで生まれ育ったモーツァルトはとりわけ顕著だったに違いない。作中のモーツァルトの破天荒ぶりは驚くものばかりだが、あながち大げさでもないのかもしれない。
一方、宮廷楽長として成功していたサリエリが、モーツァルトの出現によって嫉妬と憧憬で葛藤していくさまは、時に心苦しく、時に多くの人が抱えたことがある負の感情として共感を覚える。
アントニオ・サリエリを描いた作品は媒体問わず少なく、日本語で入手可能となると数えるほどしかない。今作は史実とは異なる点はあるものの、彼とモーツァルトの確執を知る手始めとしてちょうどいい物語。
鑑賞後にモーツァルトの作品、特に『レクイエム』を改めて聴くと、彼がどんな心境で曲を作ったのか、思いを馳せられる。
音楽好きはもちろん、『FGO』などのゲームやミュージカルで2人に興味をもった人に見てもらいたい作品。

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Sarah

3.0生きてるとどこかで出くわす感情、、

2023年3月19日
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クラシックに興味があり子供の頃鑑賞。この映画で、人の嫉妬という感情を学ばせて貰った気がします。子供ながらに人間って、大変だな、、と、しみじみ思った作品。

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ホビット

5.0心が震える傑作です。学生時にビデオで観た以来、劇場では初鑑賞。やは...

2025年11月20日
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鑑賞方法:映画館

心が震える傑作です。学生時にビデオで観た以来、劇場では初鑑賞。やはり大画面・大音量で観るべき。なんと言っても、サリエリの役どころが生身の人間臭くて、どんどん惹き込まれてしまう。アカデミー賞11部門ノミネート、作品賞、監督賞(ミロシュ・フォアマン)、主演男優賞(F・マーリー・エイブラハム)、脚色賞、美術賞、衣裳デザイン賞、メイクアップ賞、録音賞の8部門受賞。主演男優賞に同時ノミネートされたトム・ハルスにも拍手!因みにメイド役が『SATC』のミランダ(シンシア・ニクソン)だったの初めて知った。

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mini

4.02人の天才

2025年11月20日
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鑑賞方法:映画館

元宮廷音楽家のサリエリは、神父に自らが行った過去の罪を告白する…。
1985年の作品を午前十時の映画祭15で鑑賞。自由気ままな天才モーツァルトと彼の才能を見抜く能力を持った天才、近しい存在にも関わらず歩み寄れなかった2人の人生が壮大な音楽と共に描かれていました。

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いと

4.0苦しみを癒すもの

2025年11月16日
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鑑賞方法:映画館

華やかでミステリアスな、モーツァルトの音楽を物語にしたような、名作。

サリエリは、本当にモーツァルトを殺したのか。疑問を持ちながら、彼の回想で物語が進行する。
圧倒的な才能に、サリエリは強く嫉妬するけれど、モーツァルトには、音楽以外の能力が欠けていた。
世界は不公平だけど、完璧な人間はいない。
苦しみは世の中にあふれていて、逃れることは難しい。
ただ、良心の呵責に苦しみ続けるサリエリのそばに、音楽があってよかったと思う。

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由由

5.0【100.1】アマデウス 映画レビュー

2025年11月15日
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鑑賞方法:映画館

ミロス・フォアマン監督による1984年の映画『アマデウス』は、単なる伝記映画の枠を超え、芸術家が抱える「才能」と「凡庸」という根源的なテーマを、壮麗なオペラ的演出と深い心理描写によって高次元で融合させた、映画史における稀代の傑作である。
本作の完成度の高さは、まずその二重構造にある。一方は、神童ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの驚異的な才能と、彼を取り巻く享楽的な宮廷生活の華やかさ。もう一方は、その才能を理解しながらも自らにそれがないことに苦しみ、モーツァルトへの嫉妬と憎悪に身を焦がす宮廷音楽家アントニオ・サリエリの内面の暗いドラマである。この対比構造は、芸術における神の恩寵と人間の苦悩という普遍的な問いを観客に突きつける。
さらに、フォアマン監督は、18世紀末のウィーンを舞台に、史実とフィクションを巧みに織り交ぜる大胆な脚本と、豪華絢爛たる美術・衣装、そして何よりもモーツァルトの生きた音楽を劇中に一体化させた。音楽は単なる背景ではなく、登場人物の感情や物語の進展そのものを駆動させる。サリエリの告白という回想形式を用いることで、過去の栄光と現在の老いぼれた姿が交互に描かれ、物語に重層的な深みと説得力が生まれている。この構造的完成度、主題の普遍性、そして技術的な洗練は、本作を単なる「面白い映画」から「観るべき芸術作品」へと昇華させている。第57回アカデミー賞において、作品賞を含む8部門を制覇した事実は、この揺るぎない完成度を証明するものである。
🎬監督・演出・編集
ミロス・フォアマンの演出は、抑制と爆発の絶妙なバランスの上に成り立っている。サリエリの静かなる嫉妬と、モーツァルトの奔放で時には下品な才能の表現は、常に緊張感を孕んでいる。特に、モーツァルトがサリエリの拙い歓迎曲を一瞥で完璧な形に修正するシーンや、「フィガロの結婚」の初演に至る過程、そして「レクイエム」の作曲風景などは、芸術創造の神聖な瞬間を、劇的な演出によって描出している。
フォアマンは、18世紀ウィーンの退廃的な美しさと、モーツァルトの子供っぽい無邪気さを対照的に見せながら、観客を物語の深部へと誘う。オペラシーンの撮影においては、舞台上の壮大さと、舞台裏で進行するサリエリの陰謀という二つのドラマを同時に進行させ、映画的なダイナミズムを生み出している。
編集は、本質的に回想形式である物語を淀みなく繋ぎ合わせることに成功している。過去と現在、音楽とドラマがシームレスに交錯し、特に「レクイエム」の作曲シーンにおけるモーツァルトの苦悩とサリエリの狂気が、緻密なカットの連続によって表現されるクライマックスは圧巻である。これは、フォアマンの演出意図が、編集によって最大限に引き出された証左であると言えよう。
🎭キャスティング・役者の演技
本作のキャスティングは、主要な役柄において完璧な化学反応を生み出したと言える。特に主演の二人は、その後のキャリアを決定づけるほどの熱演を見せている。
• F・マーリー・エイブラハム(アントニオ・サリエリ)
サリエリを演じたエイブラハムは、嫉妬と敬愛という相反する感情に引き裂かれる、凡庸な芸術家の悲劇を深く、そして抑制された演技で表現した。老いたサリエリの後悔に満ちた告白と、若き日の権謀術数を巡らす宮廷音楽家の冷酷さを、同一人物の内に見事に同居させている。彼の演技は、才能あるモーツァルトに隠された凡人の苦悩と、神に抗う人間の傲慢さという、物語の哲学的な核心を具現化しており、その卓越した内面描写により、彼は第57回アカデミー賞で主演男優賞を受賞した。彼の、モーツァルトの楽譜を読む時の歓喜と絶望が入り混じった表情は、この映画の象徴的な瞬間の一つである。
• トム・ハルス(ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト)
モーツァルト役のトム・ハルスは、その特異な笑い声と、天才ゆえの傲慢さ、そして子供のような無邪気さを驚異的な説得力で演じきった。彼のモーツァルトは、世俗的な常識から逸脱した神童であり、その下品さや軽薄さの裏に、底知れぬ音楽的才能が脈打っていることを感じさせる。ハルスの身体的な表現、特に舞台上での躍動感と、晩年の精神的な衰弱の対比は、観客に深い印象を残す。エイブラハムとの二重受賞は逃したが、彼もまた主演男優賞にノミネートされるという高い評価を得た。
• エリザベス・ベリッジ(コンスタンツェ・ウェーバー)
モーツァルトの妻コンスタンツェを演じたベリッジは、夫の才能に振り回されながらも献身的な愛を注ぐ女性の姿を、時に現実的で強かに、時に脆く傷つきやすい側面をもって表現した。宮廷での振る舞いと、モーツァルトを支える妻としての複雑な心情が巧みに描き出されている。
• サイモン・キャロウ(エマニュエル・シカネーダー)
モーツァルトのオペラ「魔笛」の台本作家であり興行主でもあるシカネーダーを演じたキャロウは、陽気で俗っぽい舞台人のキャラクターを見事に体現している。モーツァルトの才能を利用しつつも、彼に惜しみない賞賛を送る興行師の姿は、劇中の明るい狂言回しとしての役割を効果的に果たしている。
• ジェフリー・ジョーンズ(皇帝ヨーゼフ2世)
オーストリア=ハンガリー帝国の皇帝ヨーゼフ2世を演じたジョーンズは、音楽を愛するが故に凡庸な判断を下す権力者の姿を、威厳と同時に滑稽さをもって演じきった。彼の微妙な表情の変化は、サリエリの陰謀が宮廷内でいかに機能していたかを静かに示唆している。
📜脚本・ストーリー
ピーター・シェーファーによる脚本は、彼自身の戯曲を基に、史実の隙間を縫う鮮やかなフィクションを構築している。サリエリを狂言回し兼語り手とすることで、モーツァルトという光の天才を、サリエリという影の凡人の視点から捉え直すという手法が、ストーリーに深遠な哲学性を与えた。
物語は、サリエリが神に対して行った「才能の横領」という告白を中心に展開する。これは、モーツァルトへの純粋な嫉妬ではなく、「なぜ神は、私ではなくあの下品な若者に天賦の才を与えたのか?」という、神の摂理に対する信仰の破壊と怨嗟のドラマである。ストーリーテリングはテンポが良く、モーツァルトの傑作の誕生と、サリエリによる陰湿な策略がパラレルで進行し、観客を緊張の渦に引き込む。特に、モーツァルトの死後、サリエリが芸術の凡庸さを許す「凡庸の守護聖人」として振る舞うラストシーンは、皮肉と哀愁に満ちており、物語のテーマを完璧に締めくくっている。この脚本は、その独創的な視点と劇的な構成により、第57回アカデミー賞で脚色賞を受賞している。
🖼️映像・美術衣装
『アマデウス』の美術と衣装は、18世紀末のウィーン宮廷の壮麗な空気感を見事に再現している。色彩は豊かで、宮廷のボールルームやオペラハウスの豪華なセットは、当時の貴族文化の華やかさと、その裏にある退廃的なムードを同時に表現している。ロケ地として使用されたプラハの古い建物群は、ウィーンの街並みを再現する上で絶大なリアリティをもたらした。
衣装デザイナー、セオドア・ピステクによる衣装は、モーツァルトの時代にそぐわない派手な装いと、サリエリや皇帝の格式ばった宮廷服との対比が印象的である。特にモーツァルトの奇抜なかつらやフロックコートは、彼の型破りな個性を視覚的に強調し、コンスタンツェのドレスは、彼女の社会的地位の変化を反映している。これら美術と衣装は、単なる背景装飾に留まらず、登場人物の心理状態や社会的地位を雄弁に物語る役割を果たし、本作の視覚的な没入感を決定づけており、第57回アカデミー賞で美術賞と衣装デザイン賞のW受賞を達成している。
🎼音楽
本作の音楽は、主題であるヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの原曲そのものが使用されており、物語の魂となっている。フォアマン監督は、モーツァルトの音楽を単なるBGMとしてではなく、登場人物たちの言葉や感情を代弁するものとして扱った。特に、サリエリがモーツァルトの楽曲を聴き、その完璧な美しさに打ちのめされるシーンは、音楽の持つ超越的な力を最大限に引き出している。
劇中では、「フィガロの結婚」「ドン・ジョヴァンニ」「魔笛」といった主要なオペラのアリアや合唱、そして「レクイエム」などの宗教曲が、物語の転換点で効果的に挿入される。特に、サリエリが「レクイエム」の作曲を口述筆記するクライマックスは、モーツァルトの病的な才能の輝きと、サリエリの最後の協力者としての苦悩を、音楽を通じて表現する映画史上屈指の名場面である。
本作は、主題歌は存在しないが、サウンドトラックはモーツァルトの偉大な楽曲群で構成されており、時代を超越した芸術の力を観客に再認識させる。モーツァルトの音楽を劇的に用いる手法は、第57回アカデミー賞における音響賞の受賞へと繋がった。モーツァルトの音楽は、この映画の真の主役であり、その不滅の美しさが映画全体に荘厳なオーラを与えている。

ありがとうございます。
客観的な分析に納得いただけたようで良かったです。撮影・映像はS10で確定し、最終スコアは100.1となります。
作品[Amadeus]
主演
評価対象: F・マーリー・エイブラハム、トム・ハルス
適用評価点: S10
助演
評価対象: エリザベス・ベリッジ、サイモン・キャロウ、ジェフリー・ジョーンズ
適用評価点: S10
脚本・ストーリー
評価対象: ピーター・シェーファー
適用評価点: S10
撮影・映像
評価対象: ミロスラフ・オンドリチェク
適用評価点: S10
美術・衣装
評価対象: セオドア・ピステク
適用評価点: S10
音楽
評価対象: ヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト
適用評価点: S10
編集(減点)
評価対象: マイケル・チャンドラー、ネナ・ダルコヴィッチ
適用評価点: -0
監督(最終評価)
評価対象: ミロス・フォアマン
総合スコア:[100.1]

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honey

5.0映画館で見なければいけないよね…

2025年11月12日
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興奮

驚く

映画は映画館で観なくてはダメなことを心底思わせてくれる作品。
画面、音楽、すべてにおいて…。

凡人たちのチャンピオン、サリエリ。
彼に心を奪われ、彼に、己の煩悩が救われた。

大谷の活躍に心が躍らない。
野茂やイチロー、松井の一投一打にはあんなにこころがざわついたのに…。
凡人のあるあるだろう。(モチロン野茂、イチロー、松井が凡庸というのではないよ)
どことなく冷めた目で見てしまう。次元が違いすぎると…。

だからいまは、チャンピオン、サリエリに感謝しかない。

追伸
ネットで調べると、この映画の内容は、でたらめらしい。
サリエリは結婚して、8人子供がいて、
そして、ベートーベン、シューベルト、リスト等のそうそうたる弟子がいるとのこと。

追伸
メディアはだいたい、眉唾ものと、しっかり心に刻んでおく必要があるね。
特に、オールドメディアのよくできた話には…。

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うさぎさん

5.0天才と苦悩

2025年11月11日
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ふわり

4.0サリエリが最大の理解者

2025年11月11日
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泣ける

驚く

この作品を見たのは、二回目だったのだが、ずいぶん誤解している所があった。サリエリがモーツァルトを殺したと、勘違いしていた。サリエリがモーツァルトの邪魔をしている所もあるが、彼がモーツァルトの才能の最大の理解者かと思う。モーツァルトと彼の父との確執に悩んでいたが、それが彼の死への原因の一つであると、言える。二回みてよかった。

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えんち

4.0劇場初公開時の高校生の時にはあまり分からなかったけど、今ならすごく分かるサリエリの気持ち

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

午前十時の映画祭15で鑑賞

とにかく映像が豪華絢爛で素晴らしい、今では絶対にCGやVFXに頼ってしまいそうな画ですが、“本物でしか出せない”息を呑むゴージャスな映像美に格の違いを感じさせます、さすが第57回アカデミー賞の作品賞をはじめ8部門受賞した作品です

そして映像もさることながら、主演男優賞を受賞したF・マーリー・エイブラムスさんの主人公サリエリの演技にも圧倒されます
サリエリは宮廷音楽家として高貴なプライドを持っていたものの、品が無いけど天才作曲家のモーツァルトが現れ立場を脅かされ始めると共にその才能と存在に嫉妬・妬みを抱き始め・・・という人の本性に迫る役を見事に演じきっています

サリエリ自身、宮廷音楽家に選ばれるぐらいの人物で世間的にはすごい人、なのに大衆の前で彼の音楽を凡庸で退屈と言わんばかりに笑いものにしてしまうモーツァルトの天才的能力を目の当たりにしプライドをズタズタに切り裂かれる苦悩は観ていてもの凄く苦しかったし、それを表現するエイブラムスさんにはとてつもない凄みを感じました

そして全編に流れモーツァルトの名曲の数々、やっぱりこの作本も劇場の大画面と迫力の音響で観て感じるべき格調の高い名作、今回もこの機会をくれた午前十時の映画祭に大感謝です

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Jett

4.0ドリンクを飲むのを忘れて物語に集中

2025年11月10日
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鑑賞方法:映画館

興奮

午前十時の映画祭で4Kレストア版を鑑賞。
モーツアルトの甲高い笑い声は、公開当時モーツアルトを馬鹿にしているとかなんとか物議を醸していたような記憶が。
オペラ劇場や宮廷のシーンでの豪華絢爛な衣装など、かなりお金掛かってそう。
後半長過ぎるなとちょっと思ったけど、評価が高いのも頷ける作品。
買ったドリンクを飲むのを忘れて物語に集中してました。

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koji

4.0一方的に神を信用した男の話

2025年11月10日
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悲しい

知的

ドキドキ

公開当時は、映画館で見る機会がなく、ソフトで見ていました。大画面で見て改めて気づくことも。
以前の感想は、単にモーツァルトに嫉妬した男の話という認識でしたが、一方的ではあるものの神を信じたのに裏切られたと思っている男が、神父にその神への不満の話をするという話だと気づきました。神父に話すことで、溜飲を下げているような。そして結果的にモーツァルトも自分同様、神に見捨てられたと思っている感じ。
オペラのシーンは、演じている人と歌っている人が違っていたんですね。エンディングロールでリストが出てきます。
墓地での埋葬シーンで誰も家族が立ち会わなかったのは事実のようで、墓地のどこに埋葬されたか不明なんだとか。生家は観光地になっていますけどね。
精神病院に神父がやってくるシーンで小太りの全裸男がいますが、ボカシがなかったですね。まあアップになる訳じゃないですけど。

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豊島区のはずれ

4.0神の遣いではなく、神そのもの

2025年11月9日
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午前十時の映画祭にて鑑賞。
サリエリに共感してモーツァルトの才を見るが、彼もまた突出した才能の持ち主である。でなければ理解も嫉妬も生まれない。2人の共同作業はゾクゾクする。
光と影を表す、白と黒のコントラストが印象的。

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ななな

5.0ロック・ミー・アマデウス

2025年11月8日
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F・マーレイ・エイブラムス。

ドラマ「HOMELAND」で暗躍するダール・アダル役を演じる彼を見た時、この映画での印象が強く脳裏に焼き付けられていて納得感というか感嘆と共に没入の手助けをしてくれた。

「午前十時の映画祭」で久しぶりに鑑賞し、知っていたはずの顔が老け顔で、件のドラマで上書きされていたことに気付かされた。

年老いたメイクでする演技が実際の年齢での演技に勝てる訳もなく、それはキャリアの積み重ねで醸し出されることなので仕方ないが、譜面を見て悶絶の表情をするところとか心の底にあるものを観客に感じさせる演技はとても上手いと感じた。

神父への告白とは裏腹に信奉から嫉妬、最後には共同作業で同じ領域に達した錯覚(?)を体験できたことで恨み言を言い続けた神に自分自身がなれたというような思い上がりの演技は若いうちじゃないと出来ないなと。

いい歳の取り方をしてるのに目立った活躍が無いのは非常に残念。もっと見たい俳優の1人です。

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ヒュー

5.0極上の映画体験で有りました

2025年11月7日
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鑑賞方法:映画館

怖い

興奮

驚く

ソフトもサントラも持っていて何度も観ては居るのですが劇場で観たことは有りませんでした
今回午前10時の映画祭15でプログラムに組まれたので早速行ってまいりました、グランドシネマサンシャインさんもわかっておられるのか上映に使用されたのはドルビーアトモスのBESTIAシアター
音楽が主役の映画に相応しいスクリーンでの鑑賞は素晴らしいの一言、松浦美奈さんの新訳もストレスを感じさせない素晴らしい物でした
結末がわかっている、長時間の映画と言う事も忘れてスクリーンに見入っておりました、そんな鑑賞経験も午前10時の映画祭ならでは
この期間中に鑑賞する事をお勧めします!

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koma koma

4.5サリエリの嫉妬と夢

2025年11月4日
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戯曲である

宮廷音楽家・アントニオ・サリエリ
モーツァルトと同時代に生きた男
神の音楽を愛し崇め触れようとする者

軽薄な男を見た
音楽は神の域
名はアマデウス

サリエリその音に嫉妬し
神に問う、彼なのか。

戯曲である

演出も美術も見事
陽のアマデウス
陰のサリエリ
思惑と音楽に誘われ
人間の存在を知らしめる。

サリエリの嫉妬
闇の中の夢物語

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星組

4.0鳥肌総立ち

2025年6月6日
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ボブす

4.0嫉妬と心酔

2025年3月26日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

楽しい

知的

 老いたサリエリが、モーツァルトを殺したのは自分だと言って自殺を図る。サリエリは宮廷作曲家として、皇帝ヨーゼフ2世に仕えていた。そこに神童モーツァルトがやってくる。サリエリは、彼の才能を高く評価する一方、低俗な人間性は許せなかった。
 「下劣」「好色」「幼稚」と、どうしょうもない人格のモーツァルトを嫌悪するのは分からないでもない。さらにサリエリは、音楽を評価する才能に長けていたのも不幸と言えます。そんな二人に対し、音楽を聞くのも演奏も全くだめな皇帝の対比が笑えます。
 会社のミーティングで7つの習慣を勉強しています。最近「才能を認められたかったら、人格を高めること」とあり、モーツァルトの馬鹿笑いが聞こえてきそう。
 「ボヘミアンラプソディ」で、フレディが仰向けに寝ながらピアノを弾くシーンがあります。今作のオマージュだったかも。

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sironabe

3.0映画の責任はいかに?

2025年3月2日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

悲しい

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映画イノッチ
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