「にんげんの執念、または情熱についての一考察」アデルの恋の物語 ゆっこさんの映画レビュー(感想・評価)
にんげんの執念、または情熱についての一考察
男性が見たら、きっと恐ろしいだろう。
古来、女の男への妄執は芸術になってきた。
日本なら、源氏物語から、、
純粋すぎる情念は、やがて狂気になる。
見るものは、アデルに共感しつつ、また疑問をもちつつ、人間のもつ愛の悲しさに心打たれる。
最後に南の国の砂嵐のなか、ぼろぼろの衣類をまとうアデルが歩いて行く。
もはや、ピンソンにすら気づかずに、、
いつまでも印象に残る映画だ。
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