アダムス・ファミリー2のレビュー・感想・評価
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恋に揺れるお化け一家!
"アダムス・ファミリー(実写版)" シリーズ第2作。
「金曜ロードショー」で久しぶりの鑑賞。
子供の頃に観て以来。本当に懐かしかったです。
連続殺人犯の女のターゲットにされたフェスターおじさんを巡る騒動と、ちょっぴり背の高くなったウェンズデーのサマーキャンプでの初恋が交錯し、前作以上にテンポの良いギャグとブラックな笑いが炸裂して、とても面白かったです。
奇々怪々な世界観なのに、グロテスクになり過ぎない塩梅が絶妙だから全く不快ではないし、それが愉快さに変換されてしまう演出と脚本の力がすごいな、と…。家族の絆も前作から引き続き描かれていて、ファミリー映画たり得ているのも、今でも高い人気を誇る理由だなと改めて感じました。
1の方が。
1の方が好きだったなぁ。
サマーキャンプで差別的なやり取りが多く、その辺りの事情を知らないのでうわ怖…という感じになってしまった。
ただメルヘンな小屋に閉じ込められての拷問がディズニー映画を観ること、というシーンは好きです、あの三人からすればそりゃきつい(笑)
ウェンズディとハンドは相変わらず可愛く良かったです。
アダムスファミリーは本当面白い。
我らアダムス・ファミリーは永遠に
1993年公開の続編。
スタッフ/キャストはほぼ続投(残念ながら祖母役だけ交代)。アンジェリカ・ヒューストン、ラウル・ジュリア、クリストファー・ロイド、クリスティナ・リッチ…ハマり役たちの怪演はますます絶好調!
やっぱり、続編はそうでなきゃ!
でも、新キャストも続編の魅力の一つ。
前作のラストでモーティシアが仄めかしていた通り、この奇妙で愉快なオバケ家族に新たな一員が誕生。
可愛い可愛いベイビー、ピューバート。
溺愛されるが、存在を喜ばないのが2人だけ。ウェンズデーとパグズリーの姉弟。
新しい子供が誕生したら捨てられるというヘンな迷信を信じる2人はあらゆる手を使ってピューバートを殺そうとするが(オイオイ…)、さすがアダムス家の子供、自然体に難なく回避する。
心配した両親は乳母を雇う事に。
幾人にも断られるも、やっと採用者が。
若く、魅力的な女性、デビー。
そんな彼女に心を奪われた人物がいた。フェスター。初恋にメ~ロメロ。
大人たちは彼女に絶対の信頼を寄せているようだけど…、勘の鋭いウェンズデーが怪しむ。
そう、デビーは巷を震え上がらせている、資産家の男と結婚しては直後に殺す、“黒クモ女”の異名を持つ連続殺人犯だった…!
デビー役、ジョーン・キューザックが続投キャストらに負けず劣らずのハイテンション怪演。
前作はオバケ家族vs財産狙いの高利貸し夫人&悪徳弁護士だったが、今回はvs女殺人鬼。
オバケより人間の方が遥かに貪欲でおっそろしい皮肉でもある。
ウェンズデーに怪しまれたデビーは、姉弟をサマー・キャンプに行かせる。
普通の子供たちにとっては、開放的で明るく楽しいサマー・キャンプ。
でも、オバケ姉弟にとっては、開放的で明るく楽しい“地獄”のサマー・キャンプ…。
デビーの次なるターゲットはフェスター。
自分に虜になっているフェスターをさらに唆すよう、自分も両想い演技。
2人の想いが通じ合った所で、結婚を決める。
皆に祝福され、めでたい結婚式になったのだが…、それからアダムス家に異変が生じる。
ピューバートが“普通”の赤ちゃんに。
姉弟はサマー・キャンプに行ったきり。
デビーの悪入知恵でフェスターは家族と絶縁する。
家族バラバラの危機。
再び、危うしアダムス家…!
デビーとフェスター、ウェンズデー姉弟のサマー・キャンプ、2つのエピソードが交互に展開。
あらゆる手を使って何度も何度もフェスターを殺そうとするが、当然オバケだから死なない。どんどんイライラ怒り狂っていくデビーのエピソードもいいが、面白かったのはサマー・キャンプの方。
だって、ねぇ、オバケとサマー・キャンプは元より、そこに超絶冷めたウェンズデー。
今回も毒舌連発。周りの連中がウザいイイ子ちゃんばかりだから何だかスカッとする。
サマー・キャンプでミュージカルをする事に。勿論ウェンズデーは…言うまでもない。
ウェンズデーみたいな“悪い子”は反省小屋へ。そこでラブ&ハッピー名作ミュージカル映画の数々を見せられ、何と! ウェンズデーが改心。皆と一緒に歌って踊りたいと笑顔を見せる。どうした、ウェンズデー…!?(まあ、勘のいい人は察し付くけど)
そして、子供たちの親も集ったミュージカル披露当日。
ヒロインは一番の“イイ子ちゃん”の白人女の子。その友人役らも白人の女の子たち。
一方、ウェンズデー姉弟や非白人、非アメリカ人に与えられた役はインディアン。
シナリオ通り順調だったミュージカルは、突如、ウェンズデーらの反乱に転ずる…!
ドタバタなコメディ・シーンかもしれないけど、自分的にはまさしく今にも通じる人種問題をブラックな笑いと共に絡め、非常に気に入ったシーンの一つであった。
尚、このサマー・キャンプでウェンズデーも初恋を…。相手もウェンズデーらしくていい。
キチ○イになったデビーに本当の事を聞かされ、命狙われるフェスター。“ハンド”によって助けられる。家族の元へ。
姉弟も帰って来る。
再び、家族が一つに。
が、デビーが襲来!
家族全員皆殺し!…そこを救ったヒーローは、可愛い可愛いピューバート。
最後の最後に美味しい所を持ってっちゃって。もう、おイタしちゃダメよ!
前作も面白かったけど、本作の方が好きかも。
急ぎ足だったけど見てよかった。今更だけど、3作目も見てみたかったなかぁ…。
さてさて、CGアニメ版は如何に…?
今じゃ出来ない古き良き
面白かった。
そう言えば昔金曜ロードショーでやってた映画は、
悪い言葉や悪い事を当たり前のようにやってたし、
それを観る側の自分らでちゃんと判断してたよな。
と懐かしくなったし面白かった。
子どもたちは赤ちゃんを殺そうとするし、
未成年はタバコを吸う。
差別とも捉えられかねないブラックジョークを吐くし、
キャンプ場では実際差別的なグループ分けをする。
だけどそれは差別を良しとしてるわけではないし、
笑いにはしてるけど馬鹿にしてるのではなくちゃんと救いがある。
今の映画は今の映画で面白いけど、知らない間に良い子ちゃん映画ばっかりで、使える題材の幅も減ってたのだなと思いました。
観る側の想像力も乏しくなって、
表面だけで判断して想像力の乏しい人ほど大声で叩く風潮に悲しくなりました。
今ではもう絶対出来ない映画と言う点でも観るべき映画なのかなと思います。
ウェンディも可愛いけど、悪役の殺人犯の女の子も良い味だしてた。
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