劇場公開日 1950年7月28日

アダム氏とマダムのレビュー・感想・評価

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5.0ピンキー

2023年12月30日
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原題は Adam's Rib (アダムの肋骨)で1949年の米コメディ
監督はジョージ・キューカー

彼はヘップバーンに出会った時
奇妙な生き物がいた、と思ったそうで
そんな彼女の個性が映画のエッセンスになっている気がする

NYの弁護士夫妻が法廷で別れて対決する話だが
男女間の他に、弁護士の新旧対決の趣も

裕福で進歩的な両親に育てられたヘップバーンの
奔放で、迎合しない、ちょっと嫌味に感じられるような処も
昇華され、魅力的になっていた

役者たちの実力の他に
脚本の良さと、やっぱりキューカーの手腕を感じる
(脚本にルース・ゴードンが参加していた!)

スレンダーで運動神経も良かったらしいヘップバーンは
せわしない弁護士妻の動きも美しく、面白く、見せていた

「ボーン・イエスタデイ」を観て以来
ジュディ・ホリディの声とコメディエンヌ振りが気になっていた
この映画での起用は「ボーン…」主演へのテストの意味もあったらしい
やっぱり可笑しかったが
夫の不倫相手役の女優の声も同じ系統
ヘップバーンの声はあまり良くないが
それを引き立たせ、口の達者な弁護士に感じさせる効果も狙ったか?

私的にも(秘密の)パートナーだった
ヘップバーンとトレーシーの相性は抜群

あうんの呼吸、というものを目撃したような

驚きの展開もあり、面白かったです

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jarinkochie