悪魔のような女(1955)のレビュー・感想・評価
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悪魔のような映画‼️
この作品は観る者に背負い投げを喰らわす映画ですね‼️観る者は鮮やかに一本負け‼️暴力的な学校校長をプールで溺死させた妻と愛人。ところが死体が忽然と姿を消してしまう・・・‼️なかなかプールから死体が浮かんでこない‼️水を抜くと死体はどこにもない‼️見るからにクセモノのシャルル・ヴァネルの刑事が捜査にやってくる‼️妻は心臓に持病を抱えている‼️恐怖と不安が煽られるようなシチュエーションで、観る者の心理や神経まで逆なでするようなどぎついシーンの連続なんです‼️まるで日本の "怪談" みたいな演出‼️そして有名なクライマックスで、その恐怖のショック度は頂点に達します‼️ホントにア然ボウ然言葉も出ません‼️言わぬが花の大ドンデン返し‼️さすがアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督、代表作である「恐怖の報酬」と並ぶ傑作だと思います‼️でもこの作品、心臓に疾患を持ってらっしゃる方は、充分気をつけてご鑑賞ください‼️
文句なしのストーリー構成
とても きれいにまとまっている
ただ 現在の 発達したミステリーになれてる人から見ると全部わかっちゃうかな
ミステリーを煽り立てるようなカメラワークもあまり利いてなかったように思った
人におすすめするかどうかは微妙な 作品だな
クルーゾーの心理サスペンス映画術
「密告」「恐怖の報酬」のアンリ=ジョルジュ・クルーゾー監督の代表作にしてスリラー映画の名品。私立学校長と愛人ニコルが企む妻クリスティナ殺害の完全犯罪。ニコルはクリスティナに学校長殺害の罠を仕掛けるが、死体を沈めたはずのプールから消えてしまう謎のところから、観る者がクリスティナと同じ心理に追い詰められるスリルとサスペンス。これぞクルーゾータッチの真骨頂。じわじわと怖さを増幅させる演出、シモーヌ・シニョレとベラ・クルーゾーの演技が素晴らしい。新聞に載った身元不明の死体発見の記事を見て、死体置き場まで行って確認するシークエンスがいい。殺害時の校長の背広が私立探偵との会話シーンで映り込むカットの演出も光る。ストーリーテラーの巧みさとカットの描写力が相互に絡みあうクルーゾータッチの醍醐味。
まさかの結末
1955年の作品ですが、古さを感じさせない見応えある作品。まさかの結末、大芝居にまんまと騙されました。期待以上に面白くて大変満足です。
怖いですね~、恐ろしいですね~。
(午前十時の映画祭にて鑑賞)
2017-161
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