アイリスへの手紙のレビュー・感想・評価
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まるで読み書きできないという設定に違和感
普通のメロドラマだった。
ロバート・デ・ニーロ演じるスタンリーは、ケーキを冷ます機械を自作するくらいだから、学は無いだけで賢いのだろう。そんな彼が、転校を50回繰り返しながら曲がりなりにも学校へ通っていたのに、まるで読み書きができないという設定が不自然に思える。そして中年になるまでどうにかして再勉強しようとせず、人生の選択肢を減らしていることも意味が分からない。
いいお話でした
君は俺と寝る
スタンリーは非識字者。読み書きが全くできないのだ。パン工場の厨房が職場なんだから、読み書きできなくても平気かと思えば、殺虫剤を間違えて入れてしまったらどうなる?などと言われ、さっそく解雇されてしまう。彼には年老いた父親がいて、彼を老人ホームに入れるが、数週間後帰らぬ人となった。しかも電報が届いていたのに字の読めないため、父の死に目に会えなかった。
アイリスの家も大変。妹夫婦はケンカばかり。娘のケリーは妊娠して相手は誰だか言わずにいる。悩みの種は尽きないのだ。
父が死んだことを機会に字を学ぼうと決心したスタンリーは、意を決してアイリスに字を教えてほしいと頼んだ。最初は苦労した。地図を頼りに目的地に向かうという野外実習もやってみたが、これの失敗によって字の習得を諦めようとまでした。彼の家を訪ねると機械だらけの部屋に大きな発明品があった。やがて、この特殊技能を活かして就職。再びマンツーマンの勉強が始まり、2人は愛によって結ばれる・・・彼の就職はデトロイト。機械関係?だろうな。手紙のやりとりを続け、愛を育む2人。数か月後、街に戻ったスタンリーは「めぼしい家を見つけた」とプロポーズをする。
なんとも盛り上がりに欠ける物語。プロポーズの台詞などは静かで、大人の雰囲気たっぷり。だけど、字を習ってるときに、「君は俺と寝る」などと無神経なことを言ってたし、なんだかロマンチックのかけらもないというか・・・それにアイリスも「セックスしたい」と妹や娘やスタンリー本人にも言う・・・色情狂かと思っちゃうぞ!(笑)
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