愛は静けさの中にのレビュー・感想・評価
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「おかん」
Wハート演じるジェームズのろう者の女性サラに対する大人の純愛ストーリー。
そのサラを演じるMマトリン。ジェームズの熱い想いに対する心境の変化を彼女の表情だけから読み取るのは私には正直難しかったです。それもそのはず、彼女が言葉が話せないのは演技ではなく幼少期の障害により実際耳が聞こえないんですね。その分、大袈裟ではないリアルな表現をしていたのだと思います。
そして彼女の美しさも目を見張るものがありました。当時の他の大女優たちにも負けないくらいです。さらに驚いたことに、この女優さん途中で解説を読むまで気付きませんでしたが、なんと私にとっての有数の名作「コーダ」で主演していた粗野で騒がしい家族のあの「おかん」なんですね。女優力とでも言うんでしょうか。一本とられました。
こんなサプライズも映画の楽しみの一つですよね。
人気ドラマ「サイレント」オールドアメリカンバージョン。ちょっと過激...
原題名を超え、救いを感じる結末であって欲しいと…
1987年のロードショー依頼の
約36年ぶりの再鑑賞。しかし、
内容については全く忘れてしまっていた。
マーリー・マトリンという女優が
この作品でアカデミー女優賞を獲得していた
ことは微かに記憶していたが、
この少し前に観た「コーダ あいのうた」の
母親役と同一人物であることを知り、
この作品のTV放映があったタイミングで
再鑑賞した。
それにしても、
原題の“CHILDREN OF A LESSER GOD”には
考えさせられる鑑賞スタートとなった。
舞台劇での翻訳では“小さな神の子ら”と
あるようなのだが、
調べると、
“劣った神のもとで生まれた子供達”とも
訳せるようだったので。
そんなタイトルバックを見せつけられては、
なんとか救いを感じる結末であって欲しい
との願いを込めた、
あたかも初めて観るかのような事態に。
異なる身体環境を乗り越えて
結ばれた二人かと思ったが、
その違う世界感を突き付けられて
一旦は別離するも、
再び愛を取り戻す。
舞台版ではアンハッピーなエンディング
とのことだが、
私には、彼女は読唇術を学び発声にも挑み、
二人の世界感を縮めるだろうとの
救いを感じるラストシーンだった。
公開は、「グッド・モーニング・バビロン!」
「プラトーン」「スタンド・バイ・ミー」
「薔薇の名前」等の名作揃いの年で、
この映画は28位に甘んじてしまったが、
新鮮な再鑑賞となった私にとっては、
最後の復縁までの流れに
物足りなさを感じる部分はあるものの、
価値観の共有を阻害する身体的バリヤーと、
愛情との間で揺れ動く二人の
繊細な思索を丁寧に描いた作品に感じた。
愛情によって心を溶かす
透明な世界!水の中で結ばれる愛
ダメ元でラストに奇跡を期待をした
マーリー・マトリン
マーリー・マトリンの演技が素晴らしく、かわいい。 手話の部分を健聴...
多分、日比谷のみゆき座?で封切り時に鑑賞。 25年ぶりに、2023...
人間関係における迷惑論
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