劇場公開日 1982年12月18日

「男子にとって父とはこれ程に大きいのか〜」愛と青春の旅だち 星のナターシャさんの映画レビュー(感想・評価)

4.5男子にとって父とはこれ程に大きいのか〜

2019年7月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

知的

リチャード・ギアの出世作としてあまりにも有名な映画。
以前、BSで観たと思うのだけど覚えていないシーンが
そこそこあって、もしかしたら地上波だったのかな??

ストーリー的には一人の青年の成長を描く
なかなかに感動的な映画です。
若い人に見て欲しい作品であるとともに
この作品でアカデミー助演男優賞を受賞した
黒人教官ルイス・ゴセット・Jr. がいい味出してて
若い新人を教育する立場の社会人にも
響くものがあると思います。

で、月に8回程映画館に通う中途半端な映画好きとしては

リチャード・ギアが若いとかは当たり前なので
ここは黒人教官役のルイス・ゴセット・Jr. に注目したい。

最初はまだ学生気分の新兵達を

今日的には十分なパワハラワードでビビリ上がらせつつも
過酷な訓練で彼らが精神や肉体を損なわない様に
結構、丁寧に気を配ってる。
プールのシーンをよく観ててくださいね。

ダメダメな父親の影響で利己的になりがちな

リチャード・ギアが演じるザックを、
単に士官候補として鍛えるだけでなく、士官とは、
それなりの人格者でないといけないと言う部分も叩き直す!
ザックにとってメンターであり、乗り越えるべき父でもある。

だからラスト手前の士官学校卒業式の直後の二人の会話シーンが
もう、堪りません〜

@もう一度観るなら?
「定期的に新兵映画特集みたいなので映画館で観たいですね。」

星のナターシャ