「人生は同じ物語の繰り返し」愛と哀しみのボレロ La Stradaさんの映画レビュー(感想・評価)
人生は同じ物語の繰り返し
第二次世界大戦を挟んだ1930年代から80年代に掛けての、フランス・ドイツ・ロシア・アメリカを舞台にした音楽にまつわる大叙事詩です。
僕は公開時に観たのに、ラスト15分以外は何も覚えていませんでした。今回、40年ぶりに観てその謎が解けました。中盤以降、時空を隔てた人間関係が複雑になって頭が(今回も)こんがらがったからでした。でも、最後の15分のジョルジュ・ドンによる圧巻のバレェには、やはり感動がジワジワせり上がって来ました。ボレロとは、人生は同じ物語の繰り返しというテーマの象徴だったんだな。
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