「素晴らしき音楽と人生」愛情物語(1955) 重さんの映画レビュー(感想・評価)

5.0素晴らしき音楽と人生

2020年10月19日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

タイロンパワー扮するエディデューチンは、新たにライスマン楽団にピアニストとして誘われて入るつもりで来たが、ライスマンには入れる意思が無かった。しょうがなくエディがピアノを弾いていたらキムノヴァク扮するマージョリーオーレックスが口をきいてくれて楽団員になれた。エディは、だんだん実力をつけていきマージョリーと結婚した。しかし、マージョリーは風を嫌っていた。エディが飛ばされてしまう様に思えたのだった。エディは、エディデューチン楽団を作り世界を回る事を計画していたが、マージョリーは健康を害していた。エディは、マージョリーを亡くしてから息子ピーターとの関係に悩みヴィクトリアショー扮するチキータにピーターを委ねた。
愛情物語を観るのは5回目かな。史上5番の指に入る名作だ。ついついあらすじを追ってしまうが、まずはマージョリー役のキムノヴァクが素敵だね。エディはマージョリーによって世に導かれた恩人であり愛する妻で、亡くなってしまうのはショックだよね。産まれた息子まで遠ざけてしまったくらいだからな。

海軍に入隊しても前線に身を置いたエディだが、終戦を迎えエディは息子と向き合う様になった。それにしてもエディは女性運が良いね。ヴィクトリアショウ扮する息子の理解者英国人チキータウィンと知り合い、平気でエディを正面から非難し紆余曲折はあったもののさらには未来が無くとも家庭を持つ事になった。ヴィクトリアショーも毅然とした美人で素晴らしかったな。余韻が残るラストシーンもタイロンパワーのピアノ演奏も見事だったし、音楽にも愛情にも溢れた傑作だったね。

重