ドラゴンボールZ（1989）のレビュー・感想・評価

　1989年の夏休みの東映まんがまつりの１作品として公開。
　ネットフリックスの配信を鑑賞。

　これまでのドラゴンボールの劇場版は、コミックとは別の時系列でストーリー展開していました。テレビアニメのタイトルに「Z」が付くことをきっかけに、劇場版の方向性を軌道修正して　原作から大きな変更をせず（小さな変更はありますが）、これまでの　総集編的なスタンスでは　なくなります。
　『キン肉マン』の劇場版　のように、メインのストーリーから切り離されたような、いわゆる番外編です。

　孫悟飯が誘拐される話です。
　原作には登場しないオリジナルキャラである敵（ガーリックJr.　声:神谷明）は、永遠の命を手に入れます。

　悟空の大人編(勝手にそう呼んでいます)は、ギャグ要素が少なくて　面白味に欠けます。
　今　観ると、懐かしさが取り柄です。

悟飯がまだ小さくて、悟空がピッコロと戦っていた頃の話で、(ナメック星の)神とガーリックの因縁が語られます。ゲスト声優が神谷明ですが、小物臭のあるキャラで台詞の覇気や画面の迫力も全く無く、つまらない回でした。不死であっても、老いや病気から逃れられないのは、しんどいですよね。ジンジャー、ニッキ、サンショウといったキャラ名は因縁に残りました。