「おなかが空いてきました!」かもめ食堂 marimariパパさんの映画レビュー(感想・評価)
おなかが空いてきました!
先月末『波紋』で初めて荻上直子監督作品に出合い、さかのぼるように『川っぺりムコリッタ』『めがね』と観て(結構多くの方が推していらっしゃる『彼らが本気で編むときは、』は録ってあるはずのDVDが見つからないまま)この代表作『かもめ食堂』を鑑賞。
不思議な空気感はすべての作品漂っていますが最近の2作品は結構重いテーマを含んでいるためか、純粋に楽しむという訳にはいきませんでしたが、長編初期(2000年代初め)のこの2作品はゆったり、まったり、不思議な感覚に包まれ監督の真骨頂ってところかと思います。
確かに見る方によっては好き嫌いが分かれるかもしれませんが私はなんだか好きですね!
この作品でもフードコーディネーター飯島奈美さんの素晴らしい(といっても豪華・映えるではなく)ごく普通の料理たちが胃袋を刺激してくれます。
ホントにさっきご飯食べ終わって鑑賞しているはずなのにおなかが泣き出しそうです。
サチエさん(小林聡美さん)が語るお父さんのおにぎりの話はミドリさん同様、目頭が熱くなりました。それとエンディングで『いらっしゃい(ませ)』の言い方にそれぞれのキャラクターが見事にマッチしていてなんだか嬉しくなってしまいました。ここでは語られないサチエさんがフィンランドで『かもめ食堂』を開くまでの色々な想い、ミドリさん(片桐はいりさん:『勝手にふるえてろ』でオカリナを吹くオカリナさんも笑いましたが今回の『豚身昼斗念』も秀逸でした!)、まさこさん(もたいまさこさん)の想いも観た人が勝手に想像してね!って感じで色々と想像力を掻き立てます。
個性的ないい役者さん揃いでそれぞれのキャラを楽しめるとってもいい作品でした。この作品のまったり感が沁みるのは、ある意味少し疲れてるのかもしれませんね??
歴代鑑賞作品でも上位に食い込みそうです。
NOBUさん
共感&コメントありがとうございます。素敵な映画に同じ感情を持っている方がいると本当に嬉しくなります。何度も書いてしまいますが荻上監督、目が離せません。早くDVD探して『彼らが本気で編むときは、』を観るのが楽しみです。
今晩は。
私、この作品がとても好きでして。当然録画してありますし、今は頻度は減りましたがキッツい仕事に慣れない頃には頻繁に観ていました。(で、私がこの作品を観ていると、家族がいつも以上に優しく接してくれました。)
単身フィンランドに渡った女性が食堂を開き、徐々に溶け込んでいく過程や、故フィンランドの名優でアキ・カウリスマキ監督の常連だったマルック・ベルトラが淹れる”コピ・アルック”珈琲とか、飯島直子さんの美味しそうな和食の数々とか・・。
最後は主人公の女性が満員のお客さんを向かえ、一人拍手の中プールで泳ぐ姿に勇気を貰いました。
で、先日観た「波紋」で吃驚し(男としてはとても、怖くてけれど面白かった)、荻上監督の作風が広がりつつあるなあ、と嬉しく思いました。では。返信は不要ですよ。
琥珀糖さん
共感&コメントありがとうございます。DVD見つからなかったらAmazonプライムでもちょっとお金出せば観られるんですけどネ。
ジャケット作った履歴があるので悔しいから探さないとって感じです。
やっとペースが本調子になりつつあります。ありがとうございます。
共感ありがとうございます😊
私もとても好きな映画です。
豚身昼斗念・・には笑いましたね。
「彼らが本気で編むとき」の録画、早く見つかるといいですね。
生田斗真の女装がとても綺麗でした。