ひばりの子守唄

劇場公開日:

解説

原作はドイツのベスト・セラー小説ケストナーの『二人のロッテ』、渡邊一郎の脚本を、「夜の未亡人」の島耕二が監督に当っている。撮影は「誰が私を裁くのか」の相坂操一である。出演者は、「母を慕いて」の美空ひばりの二役、「舞姫(1951)」の山村聡、「名月走馬燈」の水戸光子などを初めとして、荒川さつき、杉狂児、捕邊粂子などである。

1951年製作/84分/日本
配給:大映
劇場公開日:1951年9月21日

ストーリー

ある湖のほとりの夏期林間学校で、一番唄が上手でやんちゃなむすめはひばりであった。ところがここへ他の一団が到着し、そのなかにすみれというひばりに瓜二つの娘がいたが、すみれは気の優しいおとなしい娘だった。ひばりは最初のうちはすみれをいじめるが、ある日ふとした事件で二人が双生児であることがわかり、それ以来二人は何とかして今は別々の生活をしている父母たちと一緒に暮せるようにしようと誓い合う。その第一歩として、林間学校がすんだあとで、二人は入れ違いになってそれぞれの家へ帰って行く。ひばりは作曲家の父龍一の許にかえらず、すみれがこれまで一緒に暮していた母の許へ、すみれはまだ見ぬ父の許へと落着いたが、父や母は、娘が急に変って正反対の性格になったのにまごつく。ところが龍一に楽団のパトロンの娘千代子との縁談がもち上り、娘たちの心を転倒させる。二人が千代子の許へ談判に行って帰路、雨に当ったすみれが病気になり、初めて事情を知った父と母とは娘たちの両親を想う心に動かされ、四人が相寄ってたのしい生活に再出発することになった。

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