パッチギ!のレビュー・感想・評価
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今だったら炎上間違いなし
過激な暴力描写はともかく、思ったよりも良識的な映画でちょっと驚いた。ハッピーエンドだし。
途中で強制連行されて強制労働させられたおじさんが思いを滔々と語り、日本人である主人公を追い返す場面があるんだけど、今だったら考えられないな、きっと。たった10年の間に戦争に対する考え方はこんなにも変わってしまった。歴史認識は時の権力者によって作られると実感する。恐ろしいことだ。
アバズレ真木ようこも清純沢尻エリカもすっごく魅力的。女優も俳優も後の売れ筋を抑えてて、キャスティングの確かさに驚いた。よくもこれだけ揃えたな〜!
在日の描く反日映画
一応青春映画的な構成となっているが、その中にちょいちょい井筒監督の政治思想を入れているのがいやらしい。
「北朝鮮は悪くない!日本が悪い!」と公言している糞監督が、強制連行の数字までいれて事実では無いセリフを事実かのように役者に言わせている。
まともな歴史認識を持っていたら、とてもじゃないが感動など出来ない愚作。
熱い!
作品から噴き出る様な人間の持つ心の熱さが、ぶっきらぼう且つ不器用に描かれているところに好感が持てました。
井筒監督のストレートさと計算の無さ(計算しているかもしれませんが)が、却って新鮮に感じます。
こんなに熱い気持ちをぶつけられると、私の心も温まりますね。そんな作品です。
バイオレンスなシーンが多くて
康介とキョンジャが心通わせていく流れは好きだけど、いかんせん流血ケンカシーンが多すぎ。
笑えるシーンと、ずっしりとしたシーンがバンバンやってくる。
在日朝鮮人を扱っているだけに、もちろんそれだけで重いテーマなのだけど、重いだけにならなくて、それがこの映画の良いところなのかも。
このころの沢尻エリカはかわいいなぁ。
映画をちゃんと見ない人に、パッチギをくらわす映画
どうして、こうゆう日韓、北朝鮮が絡む映画になると、マイナスな思考でしか映画を見ないのでしょう?
そういう問題を無視してしまったら、この映画は意味が無くなるけど、すぐ「嫌い」ってなるか?もったいなー。
日本人を悪に描いてると聞くけど、あんな不良(沢尻エリカにちょっかいだす奴?)なんて、普通にいたと思うな。皆そういう目でしか、朝鮮の人をみれなかった傾向があったと思う。たぶん今も。
そういう、もったいない関係を無しにしようとした映画なんだす。
こうゆう映画に、すぐ、けちをつける人に向けた映画なんです。
監督の主張と内容の兼ね合い
鑑賞後感は悪くない。悪くないんですけど…。
僕は別に韓国どうこう歴史的背景がどうこうを気にする側ではないです。単純に青春映画として楽しんで見てました。が、僕のこの映画で一番嫌いなところがそういう歴史的背景が絡むシーンだったので良い印象は抱けません。ものすごい不快でした。
それはどこかっていうと、主人公が死んだ友達の献花をしようとすると、向こうの爺さんに「わしらは日本人のせいで迫害されたから日本人は出て行け(要約)」と言われ、献花もできず泣く泣くその場を後にするシーン。
それまでは結構楽しく見てたんですよ。惚れた子のために言葉やギターを練習して、皆の前でそれを披露し、認められる流れなんか大好きですよ。音楽映画的な嬉しさも感じたし。イムジン河は良い曲だと思ったし。ただもう少し過程は見せて欲しかったけど。
(本当かどうかは知りませんが)井筒さんが日本人が在日の人に酷いことしたんやでって観客に伝えたかったのかもしれませんし、その試みを否定する気はありません。でもやり方が下手。それを序盤に主張した上で主人公が音楽で垣根を超えるっていう構成の方が絶対不快感は少ないでしょ…。異様な嫌悪感を示して低評価にする人がいるのもうなずける内容や作りにはなってます間違いなく。
しかもその主人公の頑張りが、明らかに監督の主張であるそれによって潰されるのが嫌なんですよ。何度も言いますが韓国とか歴史とか関係なくね。勿論それだけ主人公に移入していたんですよ。
あとラジオ局行くならギターぶっ壊す必要ないだろとか、その後シリアスな流れにするのに死に方ギャグっぽくするのおかしいだろとか色々あるんですけどね。
でも全体としては嫌いじゃないです!!役者の力ですかねえ。井筒さんは役者に厳しい(らしい)ので、勿論そこも彼の手腕の一部ではあるんでしょう。
醜聞まみれの出演者たちの演技
総合65点 ( ストーリー:60点|キャスト:75点|演出:65点|ビジュアル:70点|音楽:70点 )
国家と民族間の歴史的・政治的背景はおいといて、映画としては出演者が面白くてまずまずだった。出演後に醜聞だらけで有名になった出演者にことかかないが、作品中の演技はしっかりとしていた。物語は綺麗ごとだと感じる部分もあるし、くだらないことに意地を張ってすぐに暴力ごとにうったえるこのような人たちを必ずしも好きではないが、社会背景と時代背景を考えればやむを得ないのだろう。
『イムジン河』が名曲すぎる
『イムジン河』の場面が素晴らしくて2回あってどっちも泣いてしまう。特に2回目はクライマックスで、ラジオ局のプロデューサーとディレクター、出産、川原での乱闘といったいくつもの戦いがクロスオーバーしながらの演奏なので、ただでさえ名曲なのに、反則すぎる。
空手家のケンカの強さが、金属バットのヤンキーと同程度という描き方がとてもよかった。
笹野高史さんが葬式で塩谷瞬に民族の苦難を訴えてしかりつけるのだが、いくら辛くても塩谷に罪があるわけでもないので、子供相手に大人気ないと思った。
それにしても今、2012年に見返すと意味がいろいろと変わりすぎていて、気になるところがありすぎる。
観る価値は無いです。
史実を無視した、北朝鮮を美化した映画。日本を故意に悪と描くところが井筒和幸監督の思想なんだろうなぁと思います。
こんな映画がヒットした理由が全く分からない。
なんだこれ?
歴史歪曲については井筒さんなのでまぁ仕方ないかという部分もあるのですが、
(それでも日本の俳優にこれを言わすなよと思うところもありますがまあそこは映画なので)
それを差し引いてもお話としてどうなの?という作品。
せめてアンソンにもっと子供が生まれる前の彼女への愛が感じられる描写が欲しかった。
それと例えばIWGPのケンカシーンなんかは上手いなと思うのですが今作は無駄に暴力的で感動作風のハッピーエンドにもいやいやいやいや…となりました。
各界からやたらと評価が高い裏事情を勘繰ってしまいました。
役者が演技できる人達で良かった。
それにしても沢尻エリカさんは私の知る限り「純粋で一途ないい子」の役ばっかりな気がするので違った役も見てみたいです。
「エリカ様」になってから見たからなのかもしれませんがなんでパッチギが出世作になったんだろうと不思議に思いました。
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