劇場公開日 2004年12月11日

「渡哲也さんを偲んで」レディ・ジョーカー 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5渡哲也さんを偲んで

2020年8月19日
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鑑賞方法:映画館

知的

難しい

寝られる

原作未読
読んでみようと思う気がしなかった
あまり好きな作家ではない
映画館では鑑賞せず
2004年の作品
16年前だ
古いようでそれほど古くないがやはり古い
ガラケーだが携帯電話が普及しているので最近にも感じるがそれもだいぶ前の話だ
珍しく映画出演している菅野美穂も若い
レンタルで準新作になってから借りて以来2度目の鑑賞
『マークスの山』もいまいちだった
この作家は本当に面白いのかと疑う

『長崎ぶらぶら節』を借りようと思ったが貸出中なのでこっちを借りた

出演陣は割と豪華な顔ぶれ
名脇役の宝石箱
好きな役者の芝居を楽しむことを一番の目的にしている大衆的な僕のような映画ファンならそこそこ楽しめるかもしれない
そうじゃない人には時間の無駄で地獄になるだろう
おすすめできない

内容は重く暗い
映像自体暗い印象もあった
一切の明るさを排除してしまった作品
重厚のようだが噛んでも噛んでも味が薄い
薄っぺらい左翼臭プンプンの陰鬱映画
左翼だからダメというわけではないがなにかが違う

いまどき部落差別絡めてもピンとこない
塞がりかけた傷をかきむしる行為に意味がない
公開当時としてもずれていた
どうせやるならもっと掘り下げてピンポイントで深い愛がないといけない
週刊朝日のような行為が一番最悪だ
朝鮮人もねじ込んできたのは欲張りさんで完全な蛇足

監督や脚本家が悪かったのかも知れないがそれよりも企画段階で問題があったのでは
映画化に向いていない作品だったのかもしれない
ミステリーがすごいで映画化になったものは失敗作が多いような印象があるが気のせいか
ドラマ版は好評のようだ
2時間では収まりきれなかったようだ
日活さんとして気合が入った大作だったのかもしれないが空回りな残念賞
ミステリーとかサスペンスはもっと軽い気持ちで肩の力を抜いてサクッと制作するべきだろう

やっぱり渡さんの代表作は西部警察と生ダラのドッキリだと僕は思う

徳重くんは渡さんのバーターかな

あと加藤晴彦って最近見ないなあ
どうしちゃったのかな

野川新栄