「南北に分断された並行世界の日本を描いたアニメ」雲のむこう、約束の場所 akkie246さんの映画レビュー(感想・評価)
南北に分断された並行世界の日本を描いたアニメ
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新海誠は、この作品で「君の名は。」と同じようなことを描いていたことを発見できたことがひとつの収穫だ。それはつまり二人の年若い男女が夢の中で求め合う、あるいは繋がるという実験。「君の」で時空を超えた男女がお互いになりきるという究極の愛を描いていたことに面白さを感じたが、その原点がこの「雲、」にあったことを発見した。
アラ探ししても意味はない。まったく意味なくはないが、それと感動することは別物だ。
わたしは、並行世界という概念は、面白いが、あくまでも人間特有の空想の世界だと個人的には思う。理論的にはあり得てもだ。
あり得たかもしれない世界は、面白い。タイムトリップで過去に戻るというのも空想上は有効だ。しかし、あり得たかもしれない世界が全て実在しているという方が悪夢であるような気がする。
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