劇場公開日 2004年11月13日

ニワトリはハダシだのレビュー・感想・評価

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4.0登場人物の誰もが主役の重厚な物語

2024年4月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

生活の描写がリアル。
食べるだけでなく、排泄物もきちんと描かれている。
特典映像のメイキングによるとアレは味噌で作っていた。

監督のこだわりが凄い。
大東亜戦争のことや在日朝鮮人の真実、暴力団と警察の繋がりや政府の秘密、知的障害者の冤罪のことまで言及している。

演技や演出もとても良い。
BGMが独特で個性的。

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Don-chan

2.5だっぷんだ!

2021年12月15日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

笑える

悲しい

楽しい

監督は『男はつらいよ フーテンの寅』『塀の中の懲りない面々』『釣りバカ日誌S』『美味しんぼ(実写版)』『ペコロスの母に会いにいく』の森崎東
脚本は森崎東と『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』の近藤昭二

邦画好きとしてはわりと賑やかな顔ぶれ
2005年の作品とあって塩見三省も倍賞美津子も若い
子役が中心の映画なら実力高いベテラン俳優陣で脇を固めたいところ

場所は京都府舞鶴
知的障害の息子を一人前の潜水夫にしようと育てる父親
妻と娘とは別居
兄と妹は仲良し
そんなある日ヤクザと検察が癒着してできたヤバい大金を巡って地元警察が穏便に済ませようと知的障害をいいことに濡れ衣を着せて少年院送りにしようと目論む
巻き込まれる兄と妹
主人公の男の子をなにかと心配する養護施設で働く若い女性の父は地元警察のお偉い人だったりする

なぜか勇はみんなから「サム」と呼ばれている
兄と妹は父親を「ちち」と呼び母親を『はは』と呼ぶ
妹は兄を「あに」と呼ぶ

後半たたみかけるかのようにパヨク臭くなる
在日コリアンが絡んでくるせいだろう
はだしのゲンが少年誌を離れ極左の機関紙で連載されるようになった頃と同じ匂いがする
扱っているものは重いテーマだが扱い方が雑すぎて日本の伝統的なくだらない喜劇映画の域を脱していない
これだけ挑発すれば大多数の日本人の逆鱗に触れ差別されるのは当然
在日コリアンは気の毒な面もあるがパヨクの日本人は同情に値しない
日刊ゲンダイやリテラのような媒体を支持している無駄にとんがっている少数派の人たちにはこの作品は向いている
そりゃ立憲共産束になっても自民党に敵うわけがないわ
今後の武蔵野市の行末が興味深い

タイトルの『ニワトリはハダシだ』は一見キャッチーだがよくよく考えてみると裸足は鶏に限ったことではない
殆どの生き物が裸足だし人間だって風呂と寝るときと寛ぐときは裸足だろう
石田純一はいつでも裸足だけど
鶏が裸足なんて当たり前のことだが特に意味があるありがたい言葉かなと思うと全くの意味不明

実写映画でここまではっきりとした人間の脱糞を観たのは初めてだった
観終わってみるとパヨクが捻り出したウンコ映画としか言いようがない
それでも星2.5は日本のベテラン俳優陣に対する敬意があるから

あと地元警察の下っ端役で眞島がチョイ役で登場している
この頃から警察関係がよく似合う

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野川新栄

4.0森崎監督のご冥福を心よりお祈り申し上げます

2020年7月19日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

 検察・警察が右翼団体に“へその下”・・・ん?“袖の下”だったか?日本のタブーに挑戦し続ける監督、森崎東作品だ!

 社会の底辺をささえる庶民生活の喜怒哀楽を、犯罪・社会派のプロットに上手く絡めて味のある作品となりました。よくもまぁ今まで取り上げられないくらいの危ない犯罪をさらりと描いたものだと感心しましたよ。警察の汚職問題自体、ハリウッドに比べると邦画では少ないのだけれど、最高検察庁、天皇という言葉もバンバン飛び出して、更には冤罪事件を自作自演するという特高警察並の空恐ろしいエピソードが含まれてます。しかも、罪をなすりつける相手が知的障害児サムだから、有罪判決を受けても覆すことが不可能であるかのような・・・こわっ。

 また、在日朝鮮人や外国人労働者など、現代社会が抱える問題もクローズアップさせて、人間味あふれる映画になっていました。ただ、海でうん○するシーンはちょっと引いてしまいましたが・・・

 主人公サム(『アイ・アム・サム』のパロディ?)の少年の演技はまずまずといったところでしたが、養護学校の先生役、肘井美佳が良かった!これからも期待しましょう。そして、石橋蓮司の渋くていい演技にラストでホロリ。岸辺一徳、柄本明も出演していたりと、また最多出演賞が混沌としてまいりました。

 舞鶴の歴史もちょっとだけ紹介したり、家の縁側からボートに乗れたり、昔ながらの潜水夫の映像など、かなり楽しめました。ただ、ロシア船に北朝鮮の国旗が映っていたような気がしたのは・・・

【2005年3月映画館にて】

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kossy