劇場公開日 2004年11月13日

「だっぷんだ!」ニワトリはハダシだ 野川新栄さんの映画レビュー(感想・評価)

2.5だっぷんだ!

2021年12月15日
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鑑賞方法:DVD/BD

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悲しい

楽しい

監督は『男はつらいよ フーテンの寅』『塀の中の懲りない面々』『釣りバカ日誌S』『美味しんぼ(実写版)』『ペコロスの母に会いにいく』の森崎東
脚本は森崎東と『生きてるうちが花なのよ死んだらそれまでよ党宣言』の近藤昭二

邦画好きとしてはわりと賑やかな顔ぶれ
2005年の作品とあって塩見三省も倍賞美津子も若い
子役が中心の映画なら実力高いベテラン俳優陣で脇を固めたいところ

場所は京都府舞鶴
知的障害の息子を一人前の潜水夫にしようと育てる父親
妻と娘とは別居
兄と妹は仲良し
そんなある日ヤクザと検察が癒着してできたヤバい大金を巡って地元警察が穏便に済ませようと知的障害をいいことに濡れ衣を着せて少年院送りにしようと目論む
巻き込まれる兄と妹
主人公の男の子をなにかと心配する養護施設で働く若い女性の父は地元警察のお偉い人だったりする

なぜか勇はみんなから「サム」と呼ばれている
兄と妹は父親を「ちち」と呼び母親を『はは』と呼ぶ
妹は兄を「あに」と呼ぶ

後半たたみかけるかのようにパヨク臭くなる
在日コリアンが絡んでくるせいだろう
はだしのゲンが少年誌を離れ極左の機関紙で連載されるようになった頃と同じ匂いがする
扱っているものは重いテーマだが扱い方が雑すぎて日本の伝統的なくだらない喜劇映画の域を脱していない
これだけ挑発すれば大多数の日本人の逆鱗に触れ差別されるのは当然
在日コリアンは気の毒な面もあるがパヨクの日本人は同情に値しない
日刊ゲンダイやリテラのような媒体を支持している無駄にとんがっている少数派の人たちにはこの作品は向いている
そりゃ立憲共産束になっても自民党に敵うわけがないわ
今後の武蔵野市の行末が興味深い

タイトルの『ニワトリはハダシだ』は一見キャッチーだがよくよく考えてみると裸足は鶏に限ったことではない
殆どの生き物が裸足だし人間だって風呂と寝るときと寛ぐときは裸足だろう
石田純一はいつでも裸足だけど
鶏が裸足なんて当たり前のことだが特に意味があるありがたい言葉かなと思うと全くの意味不明

実写映画でここまではっきりとした人間の脱糞を観たのは初めてだった
観終わってみるとパヨクが捻り出したウンコ映画としか言いようがない
それでも星2.5は日本のベテラン俳優陣に対する敬意があるから

あと地元警察の下っ端役で眞島がチョイ役で登場している
この頃から警察関係がよく似合う

野川新栄