MASK DE 41 マスク・ド・フォーワンのレビュー・感想・評価
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昭和のプロレス
最近のプロレスはさっぱりわからないけど、イノキ、馬場がわかればこの映画を楽しむことができる。松尾スズキの怪演も光るところだ。「やっとつかんだ暇つぶしよ!」という筒井真理子の台詞がいい!
トモロヲの携帯の着メロがクリエイションの「スピニング・トゥ・ホールド」。これはザ・ファンクスの登場テーマだった。ミル・マスカラスのフライイング・ボディアタックのイメージビデオにて登場シーンを決意するシーンは最高!なんといっても、オールド・プロレス・ファンへのサービスが満点なのである。「平成のガキにわかってたまるか!」と言ってる気がするのだ。
伝説の400試合全敗のマスク・ド・コテツがリングネームなのではなく、サル・ワスカラスがリングネームなのだ(しかも代役)。マスクが脱げるシーンのスローモーションは何気にかっこよい。「僕のプランチャー受けてください」という言葉もいい。
かつてのプロレスヲタク魂をくすぐるような作品ではあるが、リストラ男の悲哀はそれほど感じることもできず、笑うしかなかったことをお許しください。ラストの「京子コール」も最高だった。
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