劇場公開日 1977年12月

「すき!」或る夜の出来事(1934) kakerikoさんの映画レビュー(感想・評価)

5.0すき!

2014年10月2日
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映画ファンならずとも必見の一本!と声を大にして言いたくなるくらい面白かったです。
1934年の白黒作品なのに、このラブコメのセンスの良さ、娯楽作品としての申し分のなさには驚かされます。どんな作品でも名場面・名台詞があるかと思いますが、今作品には「ここも良い、ここも素敵!」というシーンや台詞が目白押し。中でも私の一押しは、女主人公エリー(クローデット・コルベール)がヒッチハイクで「さあ、私の番ね!」と言わんばかりに脚をちらっと見せて車を止めさせるシーンですね(笑)ピーター(クラーク・ゲーブル)の小粋な新聞記者役も本当にはまり役で、女性を扱う術を心得ている。こんな人に逢ってみたい(笑)
当時の制作裏話として、かなりの低予算・セットも組めないほどの短期間で作られた作品だったのにアカデミー賞主要5部門独占の快挙だったそうです。特典映像の宣伝用ポスターも本当に素敵です。色褪せないのラブコメの傑作ですね!

sonje