「映画がぶつ切りになっている印象ですが、後半の展開は迫力でした。」名探偵コナン 銀翼の奇術師(マジシャン) よしさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0映画がぶつ切りになっている印象ですが、後半の展開は迫力でした。

2020年4月1日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

コナンとキッドが、旅客機内で発生した女優殺人事件の解決と、その後に発生したトラブル解決に奔走する物語。
随分前に鑑賞済みですが、録画していたものを再鑑賞。

コナンの映画で一番気になっているのは、その犯人の動機です。アクションは多少無茶があっても、そこはアニメですから許容出来ます。
でも、犯人の動機だけは「犯行結果に相応しいもの」を用意して欲しい、と考えています。
この作品では、殺人とその後のトラブルが明確に分けられていて、上記の問題がクリアになっているように思えます。
ただ逆にそれが弱点にも思えます。前半のキッドの怪盗シーン、中盤の殺人、後半の旅客機トラブルが明確に分かれているため、映画全体が分断されている印象を持ってしまいました。致し方ない部分ではありますが、もう一つ高い評点は難しく感じました。

それにしても、旅客機のトラブルを解決するコナンとキッド。格好良いですね。「007並みの能力を発揮する高校生」って突っ込みどころはありますが、そこはアニメなので素直に楽しめます。
そしてこの作品から、映像のクオリティも格段に向上した印象で、迫力と緊迫感を高めてくれました。
素直に楽しめた作品だったと思います。

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よし